実録:宮川教授にインタビュー③
引き続き、宮川教授へのインタビューの続きを掲載します。
果たしてスピードラーニングはインチキなのでしょうか?
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私 ところで「脳」のお話ですけれど・・・宮川教授 はいはい、「脳」ですね。 これはバイリンガルの人が英会話をしているときに、「脳」の中ではどのような動きになっているのか、ということなんです。
私 「脳」の中の動きですか?宮川教授 マナブさんが英語で話しかけられたとしたら、まずどうしますか? 「脳」の中でどう考えますか?
私 ええぇっと、まず日本語に訳して、それから・・・宮川教授 ハイ、それまで! それでは英会話は上達しません。
私 ???宮川教授 「耳」で聞いた英語を、いちいち「脳」の中で日本語に訳していたのでは英会話はできないんですよ。
私 えっ、じゃあ、どうしたらいいんですか?宮川教授 「耳」で聞いた英語を、「脳」の中で英語のまま解釈し、英語のまま次の会話としてしゃべるのです。 その間、日本語は一切介在してはならないのです。
私 えぇーーっ!! むずかしーっ! そんなの、できっこないですよー!宮川教授 でもバイリンガルの人たちの「脳」の構造は、みんなそうなっているんですよ。 つまり、いちいち日本語に翻訳していたのでは、会話が間に合わないってことですね。
私 あのぅー、その英語のまま解釈するってやつ、、、、 どうしてもやらなきゃダメですか?宮川教授 ええ、どうしてもやらなきゃダメです。 英会話を上達させたいならね。
私 ハァ、大変だよぅ・・・宮川教授 そうですよ。 日本人にとってはかなり大変なことです。 相当の訓練を要しますね。
私 英会話を上達させるためには、どうしても通らなきゃならない道ですか・・・宮川教授 そうなりますね。 頑張ってください。
私 頑張りますが、、、、 具体的にはどういう訓練をすればいいんですか?宮川教授 一番いいのは、海外に留学して24時間どっぷりと英会話に浸かる生活をすることですね。 「耳」も「脳」も完全に英会話モードにしてしまえば、意外としゃべる方にも良い影響が出るものなんですよ。
私 留学しないとダメなんですか?宮川教授 いえいえ、最も良い方法が留学というだけのことです。 誰もが留学できるわけではないでしょうから、自分にできる範囲での訓練をするとよいと思いますよ。
私 というと・・・?宮川教授 先ほど言ったとおり、リスニングの訓練ですね。
私 あ、1日1時間リスニングをするってことですね。宮川教授 そう。 しかも、ただ聞き流すだけではダメです。 まず固定化された「耳」をときほぐすことを意識し続けなければなりませんし、日本語に訳さずに英語のまま理解する努力もしなければなりません。
私 うわぁー、大変そうだなぁ。宮川教授 ハッキリ言って、大変だと思いますよ。 でも、本当に英会話を上達させたかったら、それくらいやらないと効果がない、ってことです。
私 ん・・・? じゃあ、やっぱりスピードラーニングの「1日5分聞き流せばOK」ってやつはインチキなんですか?宮川教授 うーん、最初に申し上げた通り、私はスピードラーニングの教材の内容を存じませんので、それに関してはなんともいいにくいですね。
私 そこをなんとか、ズバっと!宮川教授 いやいや、困りましたね・・・ ただ、一般論として言わせて頂くならば・・・
私 はいはい、一般論ですね。宮川教授 1日5分、漫然と英語を聞き流しただけでは、何年続けても英会話を上達させることは「不可能」だと思われます。
私 「不可能」! つまり、スピードラーニングはインチキなんですね!宮川教授 だから、一般論ですってば・・・
(インタビュー終了)
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おぉっと、なにやら結論めいたものが見えてきましたね。
専門家の見地からすると、スピードラーニングの「1日5分聞き流すだけで英会話が上達」という宣伝文句は、果てしなくインチキに近いと思えてきました。
これは、さらにつっこんで検証してみたくなってきましたねぇ。
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