実録:宮川教授にインタビュー①
はたして、1日5分間聞き流すだけで、英会話能力を身につけることは本当に可能なのでしょうか?
ここは専門家の意見を聞いてみましょう!
ってことで、突撃インタビューしちゃいました。
御協力してくれたのは、大谷大学文学部(英文学)の宮川清司教授です。
大谷大学 宮川清司教授
宮川教授は英会話教室を開いていた経験もあり、英会話教育のエキスパートでもあります。
また、イギリスの詩人ワーズワス研究の第一人者でもあります。
有名な著書も出版していらっしゃいます。 みなさん、是非買いましょう ^_^
(先生、お約束通りちゃんと本の紹介しましたからね~!!)
えっと・・・ それでは宮川教授との対談をそのまま掲載しちゃいます!
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私 今日はお世話になります。 よろしくお願いします。
宮川教授 こちらこそ、よろしくお願いします。
私 早速ですけど、『スピードラーニング』という英語教材を御存知でしょうか?
宮川教授 プロゴルファーの石川遼選手がCMをやっている教材ですね。 名前は聞いたことがあります。 教材の中身を見たことはありませんけど。
私 英語のCDを毎日聞き流すだけで英会話能力が身につくという教材なんですけど。
宮川教授 それは興味深いですね。
私 そもそも、英語を毎日聞き流すだけで英会話ができるようになるものなんでしょうか?
宮川教授 うーん、それはなんとも言えませんねぇ。 ただ・・・
私 はい?
宮川教授 英会話の学習において、『リスニング』は非常に重要だということは言えますね。
私 なるほど。そもそも『リスニング』の重要性というのはどういうところなのでしょうか?
宮川教授 英語を聞きとるためには、日本人のままの「耳」と「脳」では不可能だということです。
私 「耳」と「脳」・・・ ですか・・・?
宮川教授 そもそも英語には、日本語には存在しない母音や子音があるんです。
私 あ、聞いたことあります。 LとRの発音ですね。 日本人はLとRの発音が区別できないって。
宮川教授 そうそう、そういうことです。 LとRの区別は代表的な例ですね。 ほかにも日本語にはない母音など、いろいろあります。
私 つまり日本人と欧米人は耳の構造が違うってことですね?
宮川教授 いいえ、耳の構造は同じです。
私 ???
宮川教授 同じ人間ですから、物理的な構造自体は同じなんですよ。 ただ耳の「慣れ」が違うとでも言いましょうか。
私 「慣れ」ですか・・・?
宮川教授 そう、「慣れ」です。 具体的に言うとですね・・・
私 はい。
宮川教授 日本語と英語では、使われている周波数帯が違うということなんですよ。
私 し、周波数!? なんだか難しい話ですね?
宮川教授 ハハハ、そう難しく考えなくてもいいですよ。
私 は、はぁ。
宮川教授 日本語の周波数はとても低いんですよ。 世界中の言語と比べても、最も低いと言ってもいいくらいです。
私 へえ。
宮川教授 いっぽう英語の周波数は世界の言語の中で最も高いと言われています。
私 そうなんですか!?
宮川教授 はい。 日本語は125~1500ヘルツですが、英語は2000~12000ヘルツ程度ですね。
私 あっ、数字で聞くと分かりやすいですね。 なんだか、とっても違うって感じで!
宮川教授 かなり違いますよね。 だから極端に言うと、日本人の耳には英語は「雑音」として聞こえてしまうんですよ。
私 「雑音」ですか! それじゃ聞き取れないわけですね。
宮川教授 そうなんです。 そもそも英語というのは、日本人には聞き取れない言語なのです。 だから日本人は、英会話が苦手なのが当たり前なんです。
私 英会話が苦手なのが当たり前・・・ そう言われちゃうとミもフタもないですね・・・
宮川教授 でも、それが真実なんですよね。
私 でも、日本人でも英会話がうまい人がいますよ。 僕の友達にもバイリンガルの帰国子女の女性がいますけど、ペラペラですから!
宮川教授 帰国子女の人の英語の発音はキレイですよね。 それは英語に対して耳の「慣れ」ができているからなんです。
私 あっ、さっき言ってた「慣れ」ですね。
宮川教授 そう、耳の「慣れ」です。
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さて、お話がながくなったので、次回に続きますね!
お楽しみに~!
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