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【スポーツ】

16歳 土井杏南が五輪代表へ 女子400メートルリレー48年ぶり出場権

2012年7月4日 紙面から

リレー要員として正式に五輪代表となった土井杏南=3日夕、さいたま市の埼玉栄高校

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 日本陸連は3日、同日付の世界ランキングで男女400メートルリレーと男子1600メートルリレーが五輪出場権を獲得したと発表。男女7選手が正式に五輪代表となった。女子400メートルリレーは1964年東京五輪以来48年ぶりの出場。リレー代表候補だった土井杏南(16)=埼玉栄高=が五輪を走れば、陸上では戦後最年少での出場となる。また、市川華菜(21)はこの日、所属する中京大の壮行会に出席し、決勝進出を誓った。

 史上最速の女子高生スプリンター・土井に吉報が届いた。16位以内が出場権を獲得するランキングで、日本は13位を確保。「もっともっと強くなって、世界に通用する走りをしたい」。正式にロンドン行きのチケットを手に入れた。

 これまでの戦後最年少は92年バルセロナ五輪女子10キロ競歩代表だった板倉美紀の17歳。リレーの予選は現地時間の8月9日、決勝は翌10日のため、95年8月24日生まれの土井が走れば最年少記録を更新する。

 本人は「最年少ということは意識していない。出た結果としてそうなれば光栄」と控えめ。だが、日本選手権で日本記録保持者の福島千里(北海道ハイテクAC)と互角の勝負を演じて2位に入った得意のスタートを生かし、本番では第1走者としてチームを勢いに乗せる役割を担う可能性も十分にある。

 「オリンピックに行くだけでは意味がない。勝負をしたい」。目標は決勝進出だ。(川村庸介)

 

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