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【大リーグ】

松坂、今季最短1イニング0/3KO メジャー通算50勝、またもお預け

2012年7月4日 紙面から

不本意な投球に終わり、大リーグ通算50勝目を逃したレッドソックスの松阪=オードットコーコロシアムで

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◇アスレチックス6−1レッドソックス

 右肘手術からの完全復活を目指すレッドソックスの松坂大輔投手(31)が2日、敵地オークランドでのアスレチックス戦で今季最短KOを喫し、3敗目となった。メジャー復帰後5度目の登板は1イニング0/3を投げ、2被弾を含む4安打5失点。28球は先発では自身最少の球数でメジャー通算50勝目はまたしてもお預けとなった。

 バレンタイン監督がマウンドに駆け寄ると悲しげにうつむいた。球は走らず、制球もいまひとつ。2回、1死も取れずに交代を告げられ、時事電によると「球が悪すぎた。どうしようもなかった」と唇をかんだ。

 1回に打線が先制したが、その裏にレディックに同点の19号ソロを右翼へ運ばれた。これで1回の失点は4試合連続。2回には無死一、二塁でモスに9号3ランを浴び、続けて左前打、四球を許す乱調ぶりで、早々と見切りをつけられた。

 調整にも失敗した。右僧帽筋などの張りを訴え、登板3日前に予定していたブルペン投球をせずこの日の登板を迎えた。いまだ勝利のない松坂は「こうなってしまった原因はいくつかある。しっかり(問題を)解消したい」と答えるのが精いっぱいだった。

 指揮官は故障者リスト(DL)入りの可能性について「分からない」と明言を避けた。この日を含めて“怪物”らしさはひとかけらもなし。マイナーでの出直しも覚悟しなければならない状態に陥った。

 

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