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【大リーグ】岩隈、メジャー初先発で5イニング3失点2012年7月4日 紙面から ◇マリナーズ6−3オリオールズ【シアトル秋野未知、ジョン・ヒッキー】マリナーズの岩隈久志投手(31)が2日(日本時間3日)、地元でのオリオールズ戦でメジャー初先発し、5イニングを3安打、4奪三振、3四球。失点は4回2死からデービスに浴びた3ランのみと、自身に白星は付かなかったが、まずまずの“デビュー”だった。イチロー外野手(38)、川崎宗則内野手(31)とメジャー史上初めて1球団で日本人選手3人が先発出場した試合は、マリナーズが6−3で逆転勝ちを収めた。 日本人3選手が1球団で先発出場するという歴史的な試合−。念願の先発マウンドに登った岩隈は「後ろに2人がいてくれて、みんな一緒だから心強かった」と全く気後れすることもなく腕を振り続けた。 150キロ前後の直球を軸にスライダーとフォークを効果的に織り交ぜ、3回まで1安打投球。4回こそ3ランを浴びたが、その後も気落ちせずに5イニング、予定の70球を投げきった。 「ワクワクした。先発はワクワクできる役割。今夜は自分の仕事ができた」。岩隈は満足そうに笑みを浮かべた。「全体的に良かった。自分のリズムでゲームに入っていけたし、立ち上がりもすごく良かった」 唯一の悔いは4回だった。2死から安打とストレートの四球で走者をため、デービスに投じた真ん中低めのスライダーを右翼席中段まで運ばれた。直後はマウンド上で思わずうつむいて唇を固く結び、「ローボール・ヒッターにうまく一発で仕留められた。特にその前のフォアボールが一番もったいなかった。それがなければ、すんなり抑えられたと思う」と悔しさをあらわにした。 とはいえ、ミルウッドの故障によるスクランブル先発で十分に役割を果たし、ウェッジ監督も「とても良い仕事をしてくれた。試合をつくるという期待通りの仕事だった」と合格点を与えた。 右脚付け根を痛めたミルウッドの回復具合やチーム事情にもより、先発のチャンスが再度あるかどうかは不透明な状況。ただ、この日の登板で先発でもいけることをきっちりと証明し、首脳陣の信頼も得た。“次”はきっとある。 PR情報
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