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【サッカー】33歳ラスト五輪 沢「金」で飾る2012年7月3日 紙面から
沢、“ラストオリンピック”−。日本サッカー協会は2日、ロンドン五輪に出場する男女の日本代表メンバー各18人を発表した。昨年の国際サッカー連盟(FIFA)女子最優秀選手で、4度目の五輪出場となったMF沢穂希(33)=INAC神戸=は東京都内のホテルで取材に応じ、「年齢的に今大会が最後の五輪になるかもしれない」と語り、過去に実現していないメダル獲得に強い意欲をみせた。 33歳、女の予感か決断か。「どんな大会にしたいか」と聞かれた沢は、はっきりとした声でこう言った。 「年齢的に考えても、たぶん最後になるかもしれない。女子はメダルを取ったことがない。集大成として、ぜひ結果を残したい」 1978年生まれのエースは、リオ五輪が行われる2016年に38歳。今大会が最後という可能性は否定できない。昨年のワールドカップ(W杯)で優勝し、手にしたいのは五輪のメダル。実現すれば、思い残すことはないのかもしれない。 今回で3大会連続4度目の五輪代表だ。今年は、3月のアルガルベ杯終盤に「良性発作性頭位めまい症」を発症し、所属のINAC神戸でも、代表でも出遅れた。男女代表監督の会見が行われたホテルで、ネット中継を見て代表入りを知り、「代表は指定席ではない。正直不安だった。名前を呼ばれてホッとしたと同時に、いよいよ五輪直前だと思うと、気持ちを切り替えなければいけないと思った。みんなに迷惑をかけた分、勝利に貢献したい」と打ち明けた。 17歳で、女子サッカーが正式種目となった96年アトランタ大会に出場した。「出ることに満足していたし、結果を残すことは考えられなかった時代。今の若い選手と比べて(自身は)断然に下手だった。自分の立場も、サッカースタイルも変わった。違った大会になりそうな気もする。楽しみです」。どこかにワクワクする自分がいる。 前回08年北京大会では4位に終わった。「米国もそうだが、簡単には勝てない。みなさんの期待に応えられるよう、金メダルを取りたいと言いたいが、どの色でもいい。メダルを取りたい。北京の悔しさがあってのW杯優勝だったし、あの悔しさ4年分をこの大会にぶつけられたらいい」。メダルマッチまで6試合。沢穂希が日本女子サッカー界未踏の表彰台に、なでしこジャパンを導く。(関陽一郎) PR情報
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