酒井　開幕でシャルケ内田戦　柏時代と同じ背番号４

　【ゲッティンゲン（ドイツ）浜田恵子】ドイツ・ブンデスリーガ１部のハノーバーに柏から移籍した、ロンドン五輪日本代表ＤＦ酒井宏樹（２２）が２日、合宿中の当地に到着し、チームに合流した。練習後に入団会見し「サッカー選手として目指すのはもっと上だが、いまの自分のてっぺんがハノーバーであり、ブンデスリーガなのは間違いない。まずはここでしっかりと結果を出せるようにしたい」と抱負を語った。

　前夜、ドイツに着いた酒井は同日朝、メディカルチェックを受けた後、軽めの別メニューではあったが、さっそくチーム練習に参加した。日本を出発した後に、ロンドン五輪のメンバー入りが正式に決定した。「選ばれてホッとしている。五輪でしっかりとやることがハノーバー（でのプレー）にもつながると思うのでしっかりやりたい」と意気込んだ。

　会見中、酒井の横で笑みを絶やさなかったのがスロムカ監督。「彼のプレーをＤＶＤで見て気に入っていた。獲得できてうれしいよ。スピードがすごくあるので、右サイドの守備と攻撃両面で重要な役割を果たしてくれると思う」と期待した。背番号は、柏時代と同じ「４」に決まった。今季の開幕は８月２５日。ホームで、日本代表ＤＦ内田篤人が所属しているシャルケと対戦する。

　６日まで当地でチーム練習をこなした後、帰国し、そのまま五輪に備え、ハノーバーに再合流するのは五輪後になる。