福島第一原発の事故直後に適切な通報がなかったとして、福島県浪江町は東京電力に説明を求めていましたが、回答を受け取った馬場有町長は「全部うそ」と語気を強めました。
浪江町・馬場有町長:「でたらめです。でたらめ、全部うそ。全く回答になっていない」
東京電力の新経営陣は回答期限の3日、回答を準備せずに町役場を訪れたため、馬場町長から厳しく批判されました。これを受け、廣瀬直己社長は夕方に改めて町長を訪ね、書面で回答しました。このなかでは、担当者から直接町長に通報したなどと記載されていたため、町側は反発。東電側は事実確認をして、来週改めて回答することになりました。町では今後、刑事告発するか検討することにしています。