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テレ朝社長・視聴率3冠に笑顔一転…

 テレビ朝日の早河洋社長(68)が3日、東京・六本木の同局で定例会見を行った。57年の開局以来初のクール(3カ月)平均視聴率3冠(全日、ゴールデンタイム、プライムタイム)を、今クール(4月2日~7月1日)で達成。「2日の朝は200人を超える社員や広告会社の方が御祝いに駆けつけてくれた。私の所にも御祝いのメッセージがたくさん届いた」とうれしそうだった。

 しかし、笑顔は一瞬で「7月クールもこの流れでいけるような楽観視はしていません。他局は長時間テレビなどの強力コンテンツがある。夏場を乗り越え、秋口に攻勢に出たい。何度も言っているが、私たちは守るのではなく、チャンスを見つけて攻め続ける」と気を引き締めた。

 今月26日に開幕するロンドン五輪の広告営業状況については「完売にはほど遠い状況」としながらも、「心配する状況でもない」と楽観的だった。完売に至らない理由は、6月以前にサッカーW杯アジア最終予選など、スポーツコンテンツが豊富にあったため、スポンサーが五輪コンテンツへの広告費投入の最終決定が遅れていることと説明した。

 五輪放映権料の過剰な高騰にも懸念を示した。「IOCが強気にやっているということに尽きる。放映権料に加え、制作費も掛かる。出ていくお金と収入がギリギリのところにまで来ている。五輪を放送すれば大きな収入につながる、かつてのような状況にはないですね」。ロンドンとの時差についても「やっぱり時差はない方が(営業的に)いいんじゃないですかね」と話した。しかし、利益の大小にかかわらず五輪放送を続ける意義はあるとした。

 [2012年7月3日20時50分]







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