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美浜、高浜、もんじゅ 3原発の破砕帯「調査必要」保安院が見解 

産経新聞 7月3日(火)19時46分配信

 経済産業省原子力安全・保安院は3日、関西電力美浜(福井県)、同高浜(同)、日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅ(同)の3原発の敷地内にある断層の一種「破砕帯」について、「近年の活動を否定することは難しい」として調査の検討が必要との見解を示した。同日開かれた意見聴取会で明らかにした。専門家の意見を踏まえ、今後、追加調査を指示するか正式決定する。

 破砕帯は自ら動くことはない断層。3原発の破砕帯について、各事業者はそれぞれ「活動性はない」との見解を示している。

 しかし、保安院は東日本大震災での知見などを踏まえると、活動性が否定できないと判断。特にもんじゅ、美浜両原発については、活断層が近くにあり、「引きずられて動くことを否定するには、さらなる調査検討が必要」とした。

 破砕帯をめぐっては、日本原子力発電敦賀原発(福井県)と東北電力東通原発(青森県)で、活動性が否定できないことから保安院がすでに追加調査を指示している。

 再稼働が進められている関西電力大飯原発(おおい町)についても、同日、専門家から意見を聞く予定だったが資料がそろわず、検討は次回に延期された。保安院は他の全原発についても、今後、追加調査の必要性について専門家から意見を聴く予定という。

最終更新:7月3日(火)23時5分

産経新聞

 

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