『「有名人になる」ということ』好評記念対談(1)

【対談】勝間和代・安藤美冬「自分の仕事は周囲が決める?」

2012.07.02


安藤 その通りです。だからライフスタイルから醸されるイメージ......それこそ服装から住む場所まで、全部考えました。当時、住む場所は原宿に置いたんですね。やはり原宿はカルチャーの発信地ですから。それに渋谷の宮益坂あたりはノマドワーカー向けのカフェとかワーキングスペースがたくさんある。だから、渋谷・原宿界隈に自分の拠点を置こうと。それで、神宮前の住所が載った名刺を持つとか。さらに、ノマドを自称するのであれば、靴はブーツかスニーカーで、服装もキャリアウーマンたちのファッショントレンドを調べて、その人たちとは印象の異なる服装をするようにしよう、とかですね。以前から勝間さんがおっしゃっていた「競合の多いレッドオーシャンで勝負せず、ブルーオーシャンを開拓していく」ということを意識して、ひとつずつ実践していきました。


ブレイクするための確率を上げる


勝間 だから、安藤さんが『情熱大陸』(TBS)に出演してブレイクしたのは、偶然じゃないんですよ。ブレイクする、有名になるというトピックで、私はよく確率論を切り口にお話しするんですけど、ブレイクするための確率を上げるにはどうすればいいのかを周到に考え、それに基づいて行動していくことで、確率を限りなく上げていく。安藤さんはその努力を怠らなかったから、ブレイクしたと見ることができるのでは。もしこのタイミングで安藤さんがブレイクしていなかったとしても、例えば1年後には同じようなかたちでブレイクしたと思いますよ。きっかけは違ったかもしれませんけど。

『「有名人になる」ということ』


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