エルピーダ買収、生産能力拡張の必要性に対応=米マイクロン社長

2012年 07月 3日 04:08 JST
 
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[2日 ロイター] 米半導体大手マイクロン・テクノロジー(MU.O: 株価, 企業情報, レポート)のマーク・アダムス社長は経営破綻した国内DRAM(記憶用半導体)専業メーカー、エルピーダメモリの買収について、マイクロンの生産能力拡張の必要性に対応したと指摘した。

マイクロンは2日、エルピーダを買収することで合意したと発表した。アダムス社長はロイターとの電話インタビューで「当社は能力拡張の強い必要性が常にあった」と述べ、今回の買収でそうした必要性を満たすことが可能になるとの見方を示した。「業界にある程度の安定性を提供する大きな一歩になる」とも語った。

アダムス氏は、今回取得する設備と同規模の生産能力を自社で建設した場合、約3倍の費用がかかるとした。

また、将来の市場の動向次第で、エルピーダの設備をNAND型フラッシュメモリー(電気的に一括消去・再書き込み可能なメモリー)生産に振り向けることも可能との見方を示した。

マイクロンによると、今回の買収は1年以内に同社の業績にプラスの効果をもたらす見通し。

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7月2日、米半導体大手マイクロン・テクノロジーのマーク・アダムス社長は経営破綻した国内DRAM(記憶用半導体)専業メーカー、エルピーダメモリの買収について、マイクロンの生産能力拡張の必要性に対応したと指摘した。写真はアイダホ州のマイクロン本社前で2月撮影(2012年 ロイター/Brian Losness)

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