トップページ科学・医療ニュース一覧大飯原発 4日の発電再開延期
ニュース詳細

大飯原発 4日の発電再開延期
7月3日 16時51分

大飯原発 4日の発電再開延期
K10032992711_1207031709_1207031712.mp4

およそ1年3か月ぶりに原子炉が起動し「臨界」に達した福井県にある大飯原子力発電所3号機で、関西電力は、3日朝から行っていたタービンの調整に少なくともさらに1日程度かかるとして、4日に予定していた発電の開始を延期することを決めました。
発電の開始は、早ければ5日になるということです。

大飯原発3号機では、1日夜、およそ1年3か月ぶりに原子炉が起動し、2日の朝、核分裂が連続して起こる「臨界」に達しました。
関西電力は、大飯原発3号機で、3日午前9時から原子炉の熱で発生させた蒸気でタービンを回転させてバランスをとる調整を行いました。
その結果、調整が終わらず、作業には少なくともさらに1日程度かかるとして、4日に予定していた発電の開始を延期することを決めました。
牧野経済産業副大臣は、福井県おおい町で午後4時から記者会見し、「タービンの機能自体に問題はない。発電開始は早ければ5日になる」と述べました。
また、今月8日に予定していた3号機のフル稼働も、少なくとも1日ずれる見通しとなりました。
国内の原発は、5月の北海道電力泊原発3号機の停止で、50基すべてが発電しておらず、3号機が発電を開始すれば原発の発電はおよそ2か月ぶりとなります。

[関連ニュース]
このページの先頭へ