従軍慰安婦写真展:中止通告のニコン 異議認められず
毎日新聞 2012年07月03日 20時10分
従軍慰安婦をテーマにした写真展に会場を使用させるよう命じた東京地裁の仮処分決定(6月22日)について、会場運営者のニコンによる異議申し立てが退けられていたことが分かった。同29日付。また、同展を選抜したニコンサロン運営委員5人のうちの一人が、騒動の「責任を感じて」辞任したことも分かった。
写真展は、名古屋市在住の韓国人写真家、安世鴻(アン・セホン)さんの個展「重重 中国に残された朝鮮人元日本軍『慰安婦』の女性たち」。ニコンは運営委員の選考により開催を決めたが、中止を通告。しかし安さん側の仮処分申請が認められ、同展は東京都新宿区の新宿ニコンサロンで同26日に開幕した。