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6話集う英霊達中編
海岸の港夜22時頃
3人のサーヴァントは出会った場所で互いを見て動かない。
だがセイバーのマスターアイリスフィールだけは、ランサーを見た瞬間にほんの一瞬息が詰まる。

「魅力の魔術既婚の女性に向かって、随分な非礼ね。ランサー」

アイリスフィールは抗議の眼差しをランサーに向けながら言う。

「悪いが赤子の頃から持って生まれた呪いでな。
こればかりは俺の生まれかもしくは、女に生まれた自分を恨んでくれ。
セイバーのマスターよ」

ランサーは苦笑してアイリスフィールに教える。

『ふむ桜を連れて来なくて正解だった・・・』

デジモン形態の顔だけは人型のアルファモンはランサーを見ながら冷静に心の中で呟く。

「その闘気セイバーと見たが如何?」

ランサーはセイバーに確認のために聞く。

「その通りだ私は今回の聖杯戦争でセイバーとして呼ばれた。そういうお前はランサーだな?」

セイバーは鋭い眼光でランサーを見ながら尋ねる

「いかにも。さてどちらが俺と勝負するんだ?セイバーかそれとも騎士(パラディンか?」

ランサーはアルファモンとセイバーを見て尋ねる。

騎士(パラディン?」

セイバーはアルファモンを見て呟く。

「俺のクラスだセイバーのサーヴァントよ」

アルファモンはセイバーを見て教える。

場所は変わり海岸の港から30メートル離れた場所から、
一人の男がスコープでアルファモンを見ている。

「…騎士(パラディンだって?」

男はアルファモンも見ながら呟く。

聖杯戦争は基本的にセイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、バーサーカー、
アサシン、の七つのクラスが存在する。騎士(パラディンと言うクラスは無いはず。
だが極希少に例外が現れる場合があると書物に書かれたことを男は思い出す。

「例外か・・・」

男は呟くと狙撃銃を持ち周りを見はじめると少し離れた場所に敵のマスターが居ることが解り男は冷酷に微笑む。数分してから男の通信機がなり男はすぐに耳元まで通信機を近づける。

「切嗣どうしますか?」

通信機から聞こえる声は女性だった女性は男切嗣と呼んだ男に尋ねる。

「例外のマスターは見つからないか舞弥?」

切嗣は女性の名を呼び聞く。

「・・・こちらでも見つかりません切嗣の方は?」
「僕の方も見つからない例外のマスターはどうなら慎重なタイプらしいな」

二人は狙撃銃を構えながらお互いの死角を見るがマスターらしい人物を見つけることは出来なかった。

場所は変わりアルファモン達の場所
アルファモン、セイバー、ランサー3人は動かない。
だが数分してアルファモン口を開ける。

「ランサーまずは俺から相手しよう。」

アルファモンは何もない所から黒と黄金が目立つ剣を両手に出す。

「最初は騎士(パラディンが相手かそれではいざ!!!」
「尋常に勝負!!!!!」

二人は同時に良い同時に動き始めると同時にコンクリートの足場が壊れる音が響き。
ランサーとアルファモンが互いの剣と槍が当たった瞬間剣圧が嵐の如く、
強い風がアイリスフィールに襲いかかる。

「アイリスフィール私から離れないように」

セイバーはアイリスフィールの目の前に現れ風の盾になる。

「これがサーヴァント同士人の領域を超えた英雄の戦い」

アイリスフィールは目を瞑らないようにしてランサーとアルファモンを見ている。
ランサーとアルファモンこの二人の槍と剣が衝突するごとに衝突した場所に激しい風が巻き起こり、
地面にヒビが入り砂が砂嵐のごとく吹き荒れ。
2回目の二人の互いの武器が衝突した瞬間衝撃が二人の近くに在る木を吹き飛ばす。
次々超高速で二人は動きそのスピードをアイリスフィールは途中から見えなくなる。

「セイバー今はどちらが優先?」

アイリスフィールはこの激しい高速バトルを見れるセイバーに尋ねる。

「互角ですアイリスフィール・・・ランサーと騎士(パラディンの腕と技術はほぼ互角です。
ですがまだお互いは様子見をしています。」

セイバーはアイリスフィールを見ながら教える。

『凄まじい力だな!』

ランサーはアルファモンの筋力に驚き心の中で呟く。
速さとリーチはランサーの方が上だが技術と力はアルファモンの方が上なぜなら
アルフモンはランサーが突きを出すとき以外ランサーの右手の長槍のリーチを生かして攻撃をする。
横払い縦払いをする瞬間アルファモンは右腕の聖剣グレイダルファーで受け流しながら真っすぐに進み。
ランサーが左短槍で突きを出そうとした瞬間に左腕の聖剣グレイダルファーの横切り衝撃で、
ランサーを10メートル近く後ろに吹き飛ばす。
故にランサーは凄まじい超高速連続突きでアルファモンの受け流しをできないようにする。

「この突きだけはまだ受け流すことはできないな…」

アルファモンは高速の突きを回避しているが未だにどう攻略するか解っていない。
本来槍と言うのは両手で持って初めてその力を発揮できる。
両手で持って初めて攻撃の型は突く薙ぎ払いが可能だがランサーはそれを片手で操り、
変幻自在な槍の基本の戦法で完全に攻めてくる。
長い槍は範囲を生かした中距離短い槍は懐に入られた時の保険の接近用よく考えられた使い方だ

「英雄と言われることが解るな」

アルファモンはランサーを見て尊敬するその槍の腕そして技術基本で構成された技。
一瞬でも油断したら負ける戦いは久しぶりなアルファモンは攻略方を頭の中で探す。
ダメージを与えれるとしたら短い槍から放たれる突きと薙ぎ払いの時に当てる攻撃だが、
長い槍の突きの雨でそれは完全に封じられている。
逆に長い槍の突きの時に上手く当てようとすることも考えるがまだ目が完全に槍の速度に慣れていない。
ランサーは恐らく槍の速さを少し遅くしたり速くしたりして自分の最大速度を認識させないようにしている。

「行ってみるか・・・・」

アルファモンは自らランサー突きの雨の中に入る。

「諦めたか騎士(パラディン

ランサーはアルファモンを全力でその長槍で貫こうとする。

「見切りができないなら受けに行くだけだ。」

言うとアルファモンはランサー突きの雨を受けながら右腕の聖剣グレイダルファーを消して、
槍はアルファモンの右腕を貫通するが腕で槍を掴みながらアルファモンはランサーに接近する。

「何!!」

ランサーはこれに驚くが近づこうとしたアルファモンの右腕に刺さっている槍を抜こうとするが
アルファモンが槍の太刀打チト呼ばれる場所を刺されながら持ち。
ランサーに向けて左腕の聖剣グレイダルファーを振り下ろすがランサーは片手を離し
サーヴァント最速と呼ばれるランサーの最大スピードで後ろに後退する。

「外したか!!」

アルファモンは痛みを我慢しながら外したことを後悔するがランサーの最大スピードがどれ位か
解ったことで突きとのタイミング合わせができることを確認した。
アルファモンは痛そうな表情をしながら右腕に刺さっている槍を左腕で抜いて、
ランサーに長い槍を投げ返す。

「肉を切らせて骨を断つか本当にする奴が居るとはな」

ランサーはアルファモンから投げられた槍を簡単に受け止めながら言う。
だがランサーも無傷とはいかず聖剣グレイダルファーがランサーの腹の部分に少し傷を付けている。

「腕一本でランサーのスピードを見きれたんだ良しとしているんだよ」

アルファモンはランサーを見ながら治療術で腕の傷を治す。

「なるほどなだが本当に俺の突きを見切れるかな?」

ランサーは血が突いた長槍を構えなが腹の傷をマスターが治療術で直してアルファモンを見て挑発的な表情で言う。

「いいだろうランサーその証拠を見せよう」

聖剣グレイダルファーを右腕にまた出して言う。

「ランサーこれ以上勝負を長引かせるな。速やかに例外を宝具を持って始末しろ」
「了解した我が主!!」

突如何処からか解らない声がアルファモン達の場所に聞こえる。

「ランサーのマスター一体何処から!?」

アイリスフィール周囲を見て見るが人影は何処にも居なく声も女なのか男なのか不明で解らない。

「アイリスフィール今は目の前の二人の戦いを集中して見ましょう。
ランサーの真名が解るかもしれません。」

セイバーは真剣な眼差しでアイリスフィールに声を掛け言う。

「そうね」

アイリスフィールはランサーマスターを探すよを止めランサーを見る。


「此処からが本番だ騎士騎士(パラディン此処から先殺りに行かせてもらう!」

ランサーは左手で持っていた短槍を地面に落として両腕で長槍を持つ。
長槍は自然に巻いていた呪符が取れ深紅の長槍が現れる。

「それは此方の台詞だランサー」

アルファモンも宝具を開放したランサーの対抗策に出る。
使えるのは数分だが決まれば確実に勝てる。

「いかんなぁ。これは絶対にいかん」

冬木市の大橋の上に2メートルを超えた大男が海岸の港の戦いを遠くから見て低い声で唸っていた。
数分後男は立ち上がり焦りの表情で言う

「な…何がだよライダー」

2メートル超えをしている大男ことライダーに尋ねるライダーと比べると身長が低い青年は尋ねる。

「ランサーも例外も二人共決め技に変えおった早中に勝負を決める気だ。
このままではどちらか片方が消えてしまう!」

ライダーは二人の戦いを見て少し慌てる。

「いや、それって僕達には好都合なんじゃ…」
「馬鹿者!何を言っとるかもう後何人かあの海岸の港に揃うまで様子を見るつもりだったが、
このまま行けば確実にどちらかが脱落してしまう。そうなってからは遅いだろう坊主」

ライダーは自分のマスターウェイバー本名ウェイバー・ベルベットに教える。

「お、遅いってライダーお前確か奴らが潰し合うのを待ってから奇襲するんじゃなかったのか!」

ウェイバーはライダーに怒鳴るがライダーは眉を顰めて興ざめした表情でウェイバーを見る。


「確かに余は奇襲をするつもりだったが気が変わったあの二人かなり気に入った。
是非余の配下にしたくなった」

ライダーはニコニコ笑いながらウェイバーに言う

「何考えているんだよお前!!!!!!」

ウェイバーはライダーーのその言葉を聞いた瞬間叫ぶ。
オリジナル台詞入れながら書くとかなり時間が掛かりました
戦闘シーン短い気がしますがお許しを後セイバー活躍無いですが
ゆっくり書いています誤字脱字があったら教えて下さい。
次回もよろしくお願いします。



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