ゴン、番長を“挑発”！負けたら「リーゼントにする」

笑顔で引き揚げるゴンザレス

　巨人のディッキー・ゴンザレス投手（３３）が２日、３日のＤｅＮＡ戦（横浜）で投げ合う三浦大輔投手（３８）を“挑発”した。６月から後ろ髪だけを伸ばしている助っ人は、リーゼントがトレードマークの番長に「試合で勝った方の髪形にするっていうのは、どうだい？」と提案。三浦も「おまえをリーゼントにしてやる！」と対抗心をあらわ。お気に入りの髪形を懸けて勝負する。

　自慢のヘアスタイルをかけた真剣勝負だ。ゴンザレスが後ろ髪を触りながら、３日の試合で先発する三浦へ珍プランを披露した。「試合で勝った方の髪形にするっていうのは、どうだい？　オレが勝ったら、番長にこのヘアスタイルをマネて欲しいね！」。Ｇ球場で最終調整を終え、不敵な笑みを浮かべた。

ゴンザレスの“逆・大五郎ヘア”

　６月２７日の１軍昇格前から後頭部の髪だけを残し、全体に短く刈り込んだ“逆・大五郎ヘア”にモデルチェンジ。周囲の目を引く髪形には「プエルトリコでは、みんな奇抜な髪形にするんだ！　オレが活躍したら流行するかな…」と、それなりのこだわり？を持っているようだが、番長の髪形は気になる存在だったという。

　「彼の好きな髪形は前から知っている。エルビス・プレスリーみたいに決めてるよな」と笑ったが、内心は勝つ自信に満ちあふれている。三浦と投げ合ったのは過去１度だけ。０９年９月８日の横浜戦（横浜）では自身は８回１失点に抑え、三浦に土をつけた。「素晴らしい投手だけど、巨人戦で結果を残している印象がない。こっちは打線の調子がいいし、いつもの投球をすれば勝てる」と巨人戦で通算１０勝３２敗と負け越している右腕との勝負に自信を見せた。

　全体的に短髪のゴンザレスが負けても、リーゼントヘアにできるまで髪の毛を伸ばすには最低でも１年はかかる。「自分は少しずつ髪をかえていくのが好き。でも、巨人では好き勝手なことはできないからな…」と笑った。この髪形を懸けた勝負に注目だ。