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民主党離党報道の真相について
謹啓、初夏の候、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は、つじ恵の活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
さてこの度、私の民主党離党と、その撤回が報じられる形となり、多くの方にご心配をお掛けしましたこと、始めにお詫び申し上げます。ここにその経緯と考えを述べます。どうか最後までご一読下さいますよう、お願い申し上げます。
消費税増税反対の採決の前、共に反対をする多くの仲間たちと離党届にサインをし、小沢元代表に預けました。しかしこれは、「党の再生に全力を挙げるのが最善である」という確認の上で、「仮にその道が断たれたならば、離党も辞さず」という意思を確認し合うものでした。そして、反対の採決の後も、反対をした仲間たちとの間で、「今すぐ離党すべきか」、それとも当初の確認の通り「党の再生のために戦うべきか」で議論が分かれておりました。その最中に、預けていた離党届が突如提出されることとなったわけです。
私は階猛議員と共に、「党に残って、党を変える戦いをするべき」と主張をし、またその可能性はあると信じてきました。今もその認識に変わりはありません。このことは、増税採決のずっと以前から、そして今日に至るまで、国政報告会や取材、その他の公式な場で発言を繰り返してきたものです。
厳しいご批判もあるかと思います。離党して外で戦うことを、期待された方も多いと思います。しかし私はまだ、党を変えるチャンス、変えられる可能性はあると思っており、その「党再生の可能性の有無、その道が断たれたか否か」という点で、共に離党届にサインした仲間たちと状況認識の違いが生じ、今回の事態となりました。
今の民主党をよしとしているわけでは、決してありません。今の民主党の問題に対する認識は、離党した仲間たちと同じです。三年前に多くの国民の皆様が、「国民の生活が第一の政治を」「自民党の古い政治からの変化を」「官僚の言いなり政治からの脱却を」「オープンな政治を」と求められたわけです。しかし現実の野田政権は、「国民の生活を破壊するデフレ不況下での増税」を進め、そのために「自民党にあらゆる妥協をし、党の理念とも言える社会保障を棚上げ」し、「財務官僚の思うままに増税のみ」を押し進め、「両院議員総会での採決を求める党内の声を無視して、執行部の勝手な一任、独断」で、法案を提出してしまったのです。三年前の皆様の想いは、このような政権を望んだのではないはずです。
今、離党するのは簡単です。しかし、少数政党として離党してしまえば、現政権は嬉々として、この流れを加速し、野田民主・自民・公明という、悪夢のような大連立、まさに先祖がえりのような政治が行われる恐れすらあるわけです。それこそ、国民の悲劇です。
私は党に残り、党を変えるために最後まで戦う道を選びました。そしてそれは可能だと思っています。9月には代表選挙があります。「代表を変えるのは無理だ」というお考えもあるでしょう。しかし党内を見渡せば、増税に賛成した議員の中にも、今の政権のあり方への不満が、マグマのように溜まっています。私は必ずこれが党を変える力になると思っていますし、その発火点となるのは、やはり法案に反対した議員にしかできないのです。
離党届を提出した議員は、危機感を共有する仲間です。袂を分かつとか、絶縁するというものではありません。選んだ手段は違えども、三年前の理念に沿った政権を打ち立てる、という目的を共有しています。
今後も三年前の政権交代の理念を大事にし、国民の生活が第一の政治の実現に邁進して参ります。全力で戦って参ります。どうかご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
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民主党離党報道の真相について 
謹啓、初夏の候、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は、つじ恵の活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
さてこの度、私の民主党離党と、その撤回が報じられる形となり、多くの方にご心配をお掛けしましたこと、始めにお詫び申し上げます。ここにその経緯と考えを述べます。どうか最後までご一読下さいますよう、お願い申し上げます。
消費税増税反対の採決の前、共に反対をする多くの仲間たちと離党届にサインをし、小沢元代表に預けました。しかしこれは、「党の再生に全力を挙げるのが最善である」という確認の上で、「仮にその道が断たれたならば、離党も辞さず」という意思を確認し合うものでした。そして、反対の採決の後も、反対をした仲間たちとの間で、「今すぐ離党すべきか」、それとも当初の確認の通り「党の再生のために戦うべきか」で議論が分かれておりました。その最中に、預けていた離党届が突如提出されることとなったわけです。
私は階猛議員と共に、「党に残って、党を変える戦いをするべき」と主張をし、またその可能性はあると信じてきました。今もその認識に変わりはありません。このことは、増税採決のずっと以前から、そして今日に至るまで、国政報告会や取材、その他の公式な場で発言を繰り返してきたものです。
厳しいご批判もあるかと思います。離党して外で戦うことを、期待された方も多いと思います。しかし私はまだ、党を変えるチャンス、変えられる可能性はあると思っており、その「党再生の可能性の有無、その道が断たれたか否か」という点で、共に離党届にサインした仲間たちと状況認識の違いが生じ、今回の事態となりました。
今の民主党をよしとしているわけでは、決してありません。今の民主党の問題に対する認識は、離党した仲間たちと同じです。三年前に多くの国民の皆様が、「国民の生活が第一の政治を」「自民党の古い政治からの変化を」「官僚の言いなり政治からの脱却を」「オープンな政治を」と求められたわけです。しかし現実の野田政権は、「国民の生活を破壊するデフレ不況下での増税」を進め、そのために「自民党にあらゆる妥協をし、党の理念とも言える社会保障を棚上げ」し、「財務官僚の思うままに増税のみ」を押し進め、「両院議員総会での採決を求める党内の声を無視して、執行部の勝手な一任、独断」で、法案を提出してしまったのです。三年前の皆様の想いは、このような政権を望んだのではないはずです。
今、離党するのは簡単です。しかし、少数政党として離党してしまえば、現政権は嬉々として、この流れを加速し、野田民主・自民・公明という、悪夢のような大連立、まさに先祖がえりのような政治が行われる恐れすらあるわけです。それこそ、国民の悲劇です。
私は党に残り、党を変えるために最後まで戦う道を選びました。そしてそれは可能だと思っています。9月には代表選挙があります。「代表を変えるのは無理だ」というお考えもあるでしょう。しかし党内を見渡せば、増税に賛成した議員の中にも、今の政権のあり方への不満が、マグマのように溜まっています。私は必ずこれが党を変える力になると思っていますし、その発火点となるのは、やはり法案に反対した議員にしかできないのです。
離党届を提出した議員は、危機感を共有する仲間です。袂を分かつとか、絶縁するというものではありません。選んだ手段は違えども、三年前の理念に沿った政権を打ち立てる、という目的を共有しています。
今後も三年前の政権交代の理念を大事にし、国民の生活が第一の政治の実現に邁進して参ります。全力で戦って参ります。どうかご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
謹白
2012年7月2日衆議院議員 辻 惠
2012/07/02
つじ恵事務所
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