韓国の自動車業界各社が発表した6月の販売統計によると、ルノーサムスンは2000年の会社設立以来初めて、最下位の5位に転落した。販売台数は4008台で、4位の双竜自動車(4033台)に及ばなかった。
ルノーサムスンは昨年6月に比べ、販売台数が58%減少した。最近発売した準大型セダン「SM7」の販売不振が主な原因だ。今年9月に起亜自動車が発売予定の「K3」(フォルテの後続モデル)に対する期待心理が高まった結果、ルノーサムスンの準中型モデル「SM3」の販売が落ち込んだ。ルノーサムスンは2009年と10年に韓国GM(当時はGM大宇)を上回り、韓国国内販売3位に浮上したこともある。
1位の現代自動車は国内で前年同月比0.1%増の5万9711台(商用車を含む)、2位の起亜自動車は0.2%減の4万2111台(商用車を含む)、3位の韓国GMは1.6%減の1万3540台だった。
車種別では、5月から本格発売された現代サンタフェ(1万243台)が首位となった。以下、現代アバンテ(9822台)、起亜モーニング(8774台)、現代ソナタ(7505台)、起亜K5(6869台)が続いた。
今年上半期の累計販売台数は、現代自が内需、輸出の合計で218万12台を売り上げ、前年同期を11.6%上回った。国内販売は4.7%減の32万8113台となったが、海外販売(輸出と海外生産分の合計)は15.1%増の185万1899台と好調だった。起亜自は12.4%増の139万6143台、韓国GMは1.1%減の40万9150台だった。