平日の昼間から、ニート丸出しで高速を走り、
原発再稼働で揺れる「おおい町」に向かった
オオサンショウウオ似の僕。
シャレオツなサービスエリアに立ち寄るたびに、
これが日南響子 ちゃん級のカワイイ女のコとの
ドライブデートだったら、どんなに幸せだろうと
思いましたが、僕の助手席に乗っていたのは、
美女ではなく、大量のキノコ。
ふと横を見ると、ボックスタイプの軽自動車で
やってきた、深夜のドンキホーテにいるタイプの
イカした兄ちゃんと、かわいい女のコのカップルが、
売店のアメリカンドッグを食べさせ合っていまして、
悔しかったので、女のコがアメリカンドッグを食べる
瞬間を、すごくエロい目でガン見してやりました。
ちなみに、そのアメリカンドッグを食べる女子を
エロい目で見た後、僕が売店で買ったのが・・・。
「富士山のおっぱい」。
30歳を過ぎて、「おっぱい」というだけで、
財布の紐をあっさりと解いてしまう、悲しい男。
僕が日南響子ちゃん級の美女とドライブする日は
一生、来ないんじゃないかと思いましたけれども。
せっかくなので、「おっぱい」と一緒に、静岡で
牛を放し飼いにして、天然の草をモリモリ食べさせ、
元気に育てて絞ったという牛乳も買うことにしました。
もちろん、僕ぐらいの男になっちゃうと、この牛乳の
セシウムも検査するためです。
普通の牛乳の2倍から3倍くらいの価格で、
さぞかし手間がかかっているんでしょうけど、
牛乳のパッケージにあるとおり、草原の草を
食べているので、普通の牛乳よりも高い割合で
セシウムが検出されるのではないかと推測。
気になる検査結果は・・・!!
「検出限界値未満」。
しかし、検出限界値未満の値の中でも、
けっこう高めの数値が出てしまっています。
とても濃厚でおいしい牛乳ですので、この世で
最も悪いのは「風評被害」だと考えている方に、
ぜひ飲んでいただきたい牛乳ですけれども・・・。
やはり、管理されていない汚染された牧草を
食べ続けている牛の乳は、少なからず汚染の
心配があるということがわかりました。
そんな結果もありつつ、さらに車を走らせ続け、
名古屋を過ぎ、養老SAで休憩していた時のこと。
シートを倒し、まったりしていた僕に、車の外から
「Hey!」「Hey!」と叫ぶ人がいました。
リトアニア人バックパッカー。
彼の名前は、「クマさん」。本名も聞きましたが、
リトアニア人のため、覚えるのが不可能なほど
長ったらしく、忘れました。
「Where are you going?」と聞かれたので、
「I'll go to Oi nuclear power plant!」と
答えたのですが、そこからのやり取りがコント。
熊:「京都まで乗せてほしいんだけど。」
僕:「ノー!ノー!京都を通らないよ!」
熊:「原発って、どこにあるの?」
僕:「福井!福井!全然場所違う!」
熊:(※アイフォンで地図を出してくる。)
僕:「ここ、京都! ここ福井! とても遠い!」
熊:「OK! レッツ・ゴー・トゥー・京都!」
僕:「ノー! 京都と福井、めちゃ遠い!」
熊:「OK! レッツ・ゴー・トゥー・京都!」
僕:「ノー! 京都と福井、めちゃ遠い!」
熊:(※財布から、おもむろに1000円出す。)
僕:「いらねぇわ!」
熊:「じゃあ、チョコレート食べる?」
僕:「誰がチョコレートで京都行くんだよ!」
熊:「じゃあ、何もいらないけど京都行く?」
僕:「じゃあ、チョコレートくれよ!」
熊:「OK! 交渉成立!」
僕:「オーマイガー!」
クマさんは、ちゃっかりシートベルトを締め、
サイドブレーキの横のジュースとかを置く用の
プレートに、小さなチョコレートをパラパラッと
3つほど置くと、僕に「Go!」と言いました。
何が悲しくて、リトアニア人とグローバルな
コントをしなければならないんだと思いましたが、
きっと、大飯原発の記事が真面目で面白くない
ものにならないように、笑いの神様が仕込んで
くださったのでしょう。
余計なお世話です!
京都までの道中、2時間ほどルー大柴並みの
英語力で、リトアニア人とトゥギャザーした僕。
「クマさん」は、台湾が一番好きだけど、
日本ほどスゴい国はないと言っていました。
「日本のエロい店は最高だな!」
「そっちかい!」と思いましたけど、確かに、
日本のエロ文化は世界に類を見ないでしょうね。
なにしろ、3DでエロDVDを見るぐらいですから。
他にも、「クマさんが子供の頃に起こった
チェルノブイルの事故では、リトアニアに
逃げてくる人がたくさんいた」という話とか、
「寺と神社は違くて、寺は先祖をお参り、
神社は神様にお願い」という話をしましたが、
ヌルッと京都に着き、そのままお別れ!
「八つ橋」を買う間もなく高速道路に戻り、
いざ行かん、大飯原発のある「おおい町」。
琵琶湖の西を走り、舞鶴を抜け、辿り着いた
目的の場所、「おおい町」。想像していた通り、
のどかな田園風景の広がる、この海の街が、
今、まさに原発に翻弄されている町。
たくさんの原発マネーに毒されてしまい、
町の議員は、一人を除いて「全員バカ」。
そんなミラクルの町になってしまったのです。
さあ、町の様子を詳しく見てみましょう。
この続きは、また明日、お届けいたします。