畠山、球宴選出に「うれしい」　高木監督に御礼弾だ

　２年連続２度目の球宴出場が決まったヤクルト・畠山和洋内野手（２９）は２日、中日戦（３日から神宮）で選出御礼の大爆発をすると誓った。

　「今年は出られると思っていなかった。（故郷の）岩手でプレーできるのがうれしい。高木監督に感謝したい」

　昨年はシーズン序盤から４番に定着してヤクルト首位快走の原動力となり、堂々ファン投票で初の球宴切符をつかんだ。だが今季は春先から不振にあえいだ。本塁打はまだ４本。打率は２割５分８厘だ。

　岩手県花巻市出身。故郷で行われる球宴に出たい気持ちは強かったが、それを望む数字を残していないことは自分が一番よく分かっていた。そこに届いた監督推薦の朗報。「地元に元気や活力を送れるような、思い切りの良いフルスイングをしたい。岩手で、またＭＶＰを取れるよう頑張りたい」。昨年の球宴は３戦ともスタメン出場し、第１戦では勝ち越し３ランを放ってＭＶＰを獲得した。今年は故郷に錦を飾る活躍をするつもりだ。

　折しも３日からは、推薦してくれた高木監督率いる中日戦。この日は休み返上で神宮室内練習場に現れ、打撃練習で汗を流した。選出が間違いでなかったと、この３連戦で証明してみせる。　（竹村和佳子）