関西独立リーグの神戸は2日、橋本直樹投手(22)=178センチ、78キロ、右投げ右打ち=が、米大リーグ、インディアンスとマイナー契約を結んだと発表した。
洲本市内で会見した橋本は「強打者と勝負できるのがうれしい。自分の力がどれだけ通用するか楽しみ」と抱負を語った。関西独立リーグの所属選手では初めて大リーグ球団と契約し、契約金25万ドル(約2千万円)。7月中旬に渡米する。
橋本は西宮市生まれ。大阪・PL学園高を中退し、社会人野球のNOMOベースボールクラブに在籍。その後阪南大学に進んだが中退し、今年神戸に入団した。最速150キロの速球などを武器に、18試合で2勝1敗の成績を残している。(金額は推定)
【直球武器に「気迫で押す」】
会見に臨んだ橋本は引き締まった表情で「スタートラインに立っただけで満足していない」と言い切り「技術はまだまだ未熟。気迫で押していく投球をしたい」と語った。
最速150キロの直球に変化球を織り交ぜる。神戸の金崎監督が「うちの中ではずばぬけた存在だった」と言えば、インディアンスのスカウトは「伸びのある真っすぐとチェンジアップで緩急をつけ、スライダーも今後もっと切れが出るだろう」と期待を寄せる。
今後はルーキーリーグで3試合ほど登板し、1Aのロークラスで経験を積む予定。メジャーを夢見る右腕は「憧れている(レンジャーズの)ダルビッシュ投手と投げ合いたい」と目を輝かせた。(橋本 薫)
(2012/07/03 07:27)
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