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2012年7月3日1時2分

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児童ポルノ販売容疑で逮捕 サイト遮断、細工しすり抜け

 児童ポルノサイトへの接続を強制的に遮断する「ブロッキング」を、「IP直打ち」と呼ばれる手法ですり抜けて、インターネットを通じDVDを販売したとして、警視庁と北海道警の合同捜査本部は2日、東京都世田谷区太子堂3丁目、無職林嘉幸容疑者(48)ら4人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)容疑で逮捕し、発表した。林容疑者は「知らない」と容疑を否認しているという。同庁は年間の売り上げが1億円以上あったとみている。

 大手プロバイダーは昨年4月から、特定のサイトへはURLを入力しても接続できないブロッキングという仕組みを導入したが、林容疑者らは児童ポルノDVDを販売する約80サイトを開設し、ネット上の住所を示すIPアドレスを介して接続されるよう、サイトに細工を施していたという。

 警視庁少年育成課によると、林容疑者らは昨年12月16日、販売サイトを通じて、小学生以下の女児のわいせつな動画を記録したDVD3枚を、関東地方の50代男性に2040円で販売し、提供した疑いがある。

 同課は2日、林容疑者らがDVDの製造拠点としていた板橋区のマンションを家宅捜索し、DVD2万枚以上を押収した。

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