プール水温が低下 6号機制御盤では白煙
東京電力福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの冷却装置が停止した問題で、東電は2日、冷却の再開で水温の上昇が止まったと発表した。2日午前5時の水温は40度で、緩やかに低下するとみている。
冷却装置は6月30日に自動停止。応急的な復旧作業で1日午後3時すぎに冷却を再開した。水温は1日午後7時に43・3度になったのをピークに低下傾向となった。
福島県広野町を訪れた東電の広瀬直己(ひろせ・なおみ)社長は2日、4号機のトラブルについて山田基星(やまだ・もとほし)町長に「心配をかけた。少しでも心配が少なくなるように取り組んでいく」と話した。
また東電は、2日午前10時20分ごろ、6号機タービン建屋で、弁の開閉に使う圧縮空気の制御盤から白煙が上がったと発表した。既に白煙は止まっている。地元消防には連絡済みで、制御盤の変圧器に焦げた跡があったという。
(2012年7月2日、共同通信)
2012/07/02 19:06