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中国経済の不透明感晴れず 製造業景況感、2カ月連続で悪化

2012/7/1 22:49
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 【北京=大越匡洋】中国経済の不透明感が晴れない。中国物流購入連合会が1日発表した6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比0.2ポイント低下の50.2と、2カ月連続で悪化。景気の拡大、悪化を判断する節目となる50は辛うじて上回ったが、長引く欧州債務危機や国内の不動産市場の引き締めで内外の需要が鈍化し、生産活動が落ち込んでいる。

 PMIは全国の製造業820社へのアンケート調査を基に算出。50を上回れば拡大、下回れば縮小を示す。5月は6カ月ぶりに悪化に転じ、低下幅も前月比2.9ポイントと大きかった。6月は低下幅こそ縮小したが、悪化が続いた。

 項目別にみると、生産の指数は0.9ポイント低下の52.0。新規受注指数は0.6ポイント低下の49.2と、2カ月連続で50を割り込んだ。在庫が積み上がる一方で需要が伸びず、生産活動の足を引っ張る構図が浮かび上がる。輸出向けの新規受注は2.9ポイント低下の47.5。輸入指数も1.6ポイント低下の46.5に悪化し、輸出入ともに50を下回った。

 中国政府は6月に3年半ぶりの利下げに踏み切り、鉄道など大型投資の加速で景気下支えに動いている。だが政策効果は十分に行き渡っていると言い難く、4~6月期の中国経済は一段と伸びが鈍り、成長率が8%を下回るとの見方が大勢だ。

 中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率の引き下げによる追加金融緩和に動くとの観測も強い。中国国務院発展研究センターの張立群研究員は「政策対応で中国経済は持ち直すだろうが、企業生産の回復には一定の時間がかかる」とみている。

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