玉野市の渋川海水浴場が23日、県内海水浴場のトップを切って海開きした。梅雨の晴れ間がのぞき、浜辺では早速、家族連れらが水しぶきを上げた。

　同所で開場式があり、黒田晋市長が「１人でも多く訪れ、海の良さを感じてもらいたい。事故のない素晴らしい年であるよう祈念します」とあいさつ。シーズン中の安全を祈る神事の後、渋川保育園（同市渋川）の園児による鼓隊演奏やテープカットがあった。

　この日、同市の最高気温は23・４度。夏本番はまだ先だが、子どもたちは水を掛け合ったり、ビーチバレーをするなど大はしゃぎ。毎年海開きを心待ちにしているという岡山市立南輝小４年男児（９）は「今日が初泳ぎ。好きな海で泳げてうれしい」と楽しそうだった。

　８月26日までの期間中、スイカ流しやスイカ割り大会、砂浜での宝探しなどのイベントを予定。玉野市商工観光課によると、今年は８万〜８万５千人の利用を見込んでいる。