(cache) 初泳ぎに歓声　串本町の橋杭、田原海水浴場で海開き

初泳ぎに歓声　串本町の橋杭、田原海水浴場で海開き

　和歌山県串本町くじの川の橋杭海水浴場と同町田原の田原海水浴場が２日、海開きした。観光関係者が安全を祈願した後、地元の児童や園児が海に入り、初泳ぎをした。海開きの期間は両海水浴場とも８月31日まで。

　橋杭海水浴場では午前９時から神事と式典があり、町や町観光協会、串本署、串本海上保安署などから約30人が出席した。橋杭海水浴場管理運営委員会長の尾崎和貴・町観光協会長が「本州最南端、串本の夏が到来した。今年は津波対策で、海水浴場の近くに高台へ通じる階段を設置してもらい安全が確保された。橋杭岩を望む素晴らしいロケーションで、家族連れに最適な海水浴場になっている」とあいさつした。

　関係者がテープカットをし、ラウヴェヒフラ串本支部の女性メンバーがフラダンスを披露した。その後、近くの橋杭小学校の全校児童77人が初泳ぎをした。児童たちは駆け足で海に入り「冷たい」「気持ちいい」などと歓声を上げた。砂浜では宝探しも楽しんだ。

　田原海水浴場でも午前11時から古座観光協会による海開きの式典があり、神事と上野山保育所の園児による初泳ぎがあった。

　橋杭海水浴場は駐車料金が必要で、１回の利用につきマイクロバス以上が２千円、普通車が千円、バイクが５００円。

【歓声を上げて海に入る児童（２日、和歌山県串本町の橋杭海水浴場で）】

(2012年07月02日更新)