松山市久枝地区に伝わる秋祭り行事「川狩り」を学ぶ体験授業が2日、同市安城寺町の久万川の専用施設であり、久枝小学校の4年生児童111人が、古里の伝統や環境について理解を深めた。
川狩りは、石段の下で動かなくなったみこしを川で洗い清めると、簡単に石段を上がることができたという言い伝えに由来。1967年まで久万川で実施していたが、川の汚染のため長く中断。地元の要望で川沿いにプール型の専用施設を設け、2000年10月に復活した。
2日は、梅雨の晴れ間の下、児童らが「せーの」のかけ声でみこしを担ぎ上げ、水の中へ入った。合図とともに、手やバケツですくった水を勢いよく掛けて、みこしを清めていた。