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巨人の宮国椋丞(りょうすけ)投手(20)が「カズ流トレーニング」の導入で、150キロ超えを宣言した。
今週からファームでは、サッカー元日本代表FWの“キング”こと横浜C・三浦知良(45)が、瞬発力アップを目的に使用していた「谷ラダー(はしご)」を導入する。J2甲府の谷真一郎フィジカルコーチが発案したもので、横浜C時代にカズらを指導していた。従来のラダーよりマス目が大きく、あえて4マスと短くすることで、瞬間的なスピードに特化したトレーニングが可能になる。カズが「(このラダーは)ステップが踏みやすいし、年齢に関係なく(瞬発力は)大事なことだからね」と45歳まで現役を続けられる要因に挙げるほどだ。
この恩恵を受けるのが、右肩の違和感で2軍調整中の宮国だ。現在は会田トレーニングコーチと二人三脚で、「プライオメトリクス(爆発力)」に重点を置いて肉体改造中。ハードルジャンプ、大きくて重いメディシンボールを上空に投げる練習などに取り組んでいる。さらにこの「谷ラダー」の導入で、リリースの瞬間に最大限の力を出すために必要不可欠な瞬発力を、より養うことができる。
17日には負傷後初めてフリー打撃の打撃投手を務め、「6、7割の力」で1軍で投げていた頃と変わらない140キロ前後の直球を軽々と出した。「もっと瞬発力を高めたい。会田コーチからは『150キロを目指す』と言われているので、球速は意識していきたい」。22日にはシート打撃に登板予定で、そこで問題なければ、27日のフューチャーズ戦(G球場)で実戦復帰する。川口投手総合コーチは「(7月10日からの)9連戦あたりで戻ってきてくれれば」と話しており、順調なら7月中旬にも1軍のマウンドに帰ってくる。
だが、焦りはない。原監督は「5、6番手に入ってほしいけど、段階を踏んでからだね。ファームの試合に登板してから? そりゃそうだよ」と若き右腕に十分な時間を与えた。「実戦はもう少し先ですけど、自分でもどれぐらい球速が出るのか楽しみです」。キング流トレで宮国が150キロを手に入れる。
◆今季の宮国
▽2月1日 春季キャンプで初の1軍メンバー入り。
▽同19日 阪神とのオープン戦(那覇)で地元・沖縄に凱旋。3回を完全投球。
▽3月26日 アスレチックスとのオープン戦(東京D)で5回3安打1失点9奪三振。
▽4月8日 阪神戦(甲子園)で公式戦デビュー。巨人では83年の槙原寛己以来となる10代でのプロ初登板初勝利。
▽5月1日 広島戦(東京D)で公式戦本拠地デビュー。3安打に抑えプロ初完封。
▽同16日 交流戦開幕戦(オリックス戦・東京D)に先発も右肩違和感。1回14球で緊急降板。
▽同17日 出場選手登録抹消。
▽6月17日 抹消後では初のフリー打撃登板で50球。最速は141キロ。
(2012年6月19日06時04分 スポーツ報知)
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