強風:首都圏から続々帰宅、駅は混雑、空の便欠航相次ぐ
毎日新聞 2012年04月03日 20時16分(最終更新 04月03日 21時56分)
暴風・波浪警報の発令を受け、東京都は3日午前、交通機関が運休した場合に駅での混雑が予想されるとして、経団連などに従業員の一斉帰宅を避けるよう要請した。
◇「台風に準じた対応」
首都圏の企業は早期帰宅を促した。三菱東京UFJ銀行(本店・千代田区)は社内のコンピューターネットワークで本店や全国の支店の所属長に、業務に支障のない範囲で従業員を帰宅させるよう指示。同行広報部は「台風など緊急時の規定に準じた対応を取った」と話す。
三菱重工業(港区)は神奈川県内の事業所や本社に勤める約1万1300人に「特段の業務がなければできるだけ早めの帰宅を」と呼びかけた。キヤノン(大田区)は京浜地区の事業所を中心に、約1万4000人に午後3時で仕事を打ち切り帰宅するよう指示。大成建設(新宿区)は「各自で交通機関の状況を見て、早期帰宅が必要と判断した場合、所属長に報告したうえで帰宅する」との通知を社内メールや館内放送で約5400人に伝えた。
また、武田薬品工業(大阪市中央区)は都内で予定していた新卒採用の面接を中止した。【高橋慶浩、立山清也】