後書きにアンケートがあります。
出来れば、ご協力お願いします。
空我「さあて、どうなる?」
「にゃー」
「「……」」
なのはとユーノ、そして隠れて様子を伺っている俺の目には、かなりデカくなってしまっている子猫が映っていた。
でけぇ。
実際に目にするとマジでけぇ。
最早子猫と言えませんねこれは。
これで人相(じゃなくて猫相?)を悪くすりゃもう十分なまでに虎だよ。
「え、えっと……あれは?」
「た、多分……子猫のもっと大きくなりたい、って願望がある意味正しく叶った結果じゃないかと……」
戸惑ったように話すなのはとユーノ。
つーか願望が叶ったのは良いけどデカくなり過ぎだろ。どんだけデカさ求めてんだ。しかも歳じゃなくてまんま体のサイズが大きくなっちゃってる、っていう……猫ってのは大きくない程度がベストだろうが。
そんな俺の思考を余所に、なのはは頭を掻きながら呟く。
「……ま、まあ……そのままにしとく訳にはいかないし……」
「襲ってくる様子は無さそうだし……ササッと封印を……」
「フォトンランサー」
「にゃあああ!?」
魔力弾がデカ猫に命中した。うわ、痛そ……。
……来たか。
目を向ければ、金髪紅眼、黒に身を包んだ少女。
フェイト・テスタロッサ。
この後起こることを考えると……フェイト(運命)なんて、本当に皮肉だよな……。
っとと、なのはも変身完了か。
さあて……最高のシーンの1つだ、楽しませてもらうぜ。
お互いにまずは魔力弾数発を撃ち合い、それからなのはが砲撃、しかし相手はそれをかわす。
そしてお互いのデバイスを相手に向けた状況で向かい合う。
「同系の魔道士……ロストロギアの探索者か」
「僕と同じ世界の住人!?」
「ロストロギア、ジュエルシード……申し訳ありませんが、いただいていきます」
「それは、こっちの台詞。どうしてジュエルシードが必要なの?」
「答えても、多分意味はない……」
なのはの事は眼中に無いとばかりに、フェイトはデカ猫を睨む。
それに対しなのははレイジングハートを構え、猫を背中に隠し守るようにして相手を睨む。
「バルディッシュ、フォトンランサー連撃」
『Photon lancer、full auto fire』
「全て撃ち落として、レイジングハート!」
『Divine shooter』
フェイトが電撃の魔力弾を連続で発射、それをなのはが誘導制御した魔力弾を撃ち込み相殺を狙う!
おい、弾幕ごっことか東方でやれよ。
花火みたいで綺麗だなー、じゃねえか。
ていうかなのはさん……魔法の扱い方がだいぶ上手くなっちゃってるじゃないですか……。
俺の方が先に色々始めているのに……何という敗北感。
あれか。
これが才能の差って奴か。
それともデバイス無い俺は上達速度が遅いのか。
どっちにしろ差を思い知らされました。
主人公補正……マジパネェッス。
え、俺?
主人公とは程遠い、寧ろ悪役の能力ですもん。
……あ、フェイトが痺れ切らして近接戦闘に切り換えた。
そうだよな、フェイトの本領と言えば……高速の近接戦闘だったはず……!
『Protection』
最初の一撃はレイジングハートの補助もあり、防御に成功。
しかし、速さを生かした連撃がとぶ!
二撃、三撃はギリギリ。
流石に四撃目は追いつかない!
これは、決まるか?
「やらせるか、よっ!」
ガキン!
甲高い音を立て、フェイトの振るった刃が誰かに受け止められた。……誰だ?男……?
「か、甲君っ!?」
……はい?
え?今なのはさん何て仰いました?
甲って……あの輝宮甲?
……嘘おおおお!?
まだ背中しか見えてないので何とも言えないが……あいつあれバリアジャケットか!金と銀を上手く配色したなかなかカッコいい鎧着てやがる!
つーかまたデバイス持ち!もうお前等俺をイジメる気満々だよね!タタるぞこら!
「え、えと……どうしてここに?」
お、ナイスなのはさん。確かにそれは聞きたい。
「いや、今日は誘われなかったからさ……悲しみのあまり、結局走って来ちゃった」
馬鹿だー!?
馬鹿がいるー!?
走って来ちゃったって……その心意気だけは多少認めるよ!でもやっぱ馬鹿だろお前!
「増援……いや、まだ2対1、いける……!」
距離を取ったフェイトが武器を構え直す。
「ちょいとなのはは下がってな……いくぜ……」
『Twinsword mode!』
甲が持っていた大型の剣が、二振りの小型の剣へと変わる。
フェイトが斬り込む。
それを甲が双剣を巧みに使って受け止め、そして弾く!
っておい、フェイトについて行けるのか!?何気に強いぞあいつ!?
「双剣の特徴……防御を捨てて、その分全てを攻撃とスピードに回す!」
激しい刃と刃のぶつかり合い。
脚本からだいぶ逸れ始めているとは言え……これは、見ていて面白い。スリル満点だ。性格はともかく、実力は有るんだな。少しだけ見直したよ、甲。
「……っ、バルディッシュ!」
『Photon lancer』
接近戦にはあまり勝機を見いだせないと悟ったのか、フェイトが空中へと飛んで距離を取り、魔力弾を数発撃ち込んだ。
「やべ……!」
『Lance mode』
砂煙が立ち込める。さて、どうなる……?
「……あ、あぶねー……もう少しでプロテクション間に合わなかった……」
『Sorry、sir』
砂煙の晴れた地点では、槍を構えて魔法障壁を張り、冷や汗をかいている奴が居た。
「さーて、こっちも狙い撃ちといくぜ……」
『Bow mode』
槍を変形させ、弓を構える。おいぃ!?お前もエミヤ関係かよ!?
「矢は……拡散でいいか……」
『Heavens shooter』
弓を上に向けて撃ち込む。
その矢はフェイトの頭上であいつが言った通りに拡散、雨のように降り注ぐ!
って、とんでもないことやってないか……!?
甲が結構強い、そしてその矢の雨を何だかんだでかわしたりプロテクションで防ぎきったフェイトもすげぇ!
「そこっ!」
さらに甲からの矢がフェイト目掛けて飛ぶ。おい、だから弾幕ごっこは東方で(ry
「隙有り!」
あ、デカい矢がフェイトに撃ち込まれ……って爆発したぞ!?大丈夫かあれ!?
「……ちっ」
え、舌打ち?
……あ。
見ればフェイトは、かなり離れた所に居た。
っておい、いつの間にかまた見慣れない奴がいるぞ?
「大丈夫、フェイト?」
「……うん」
あいつがフェイト助けたのか……どうやって?
そんな疑問は、そいつの背中に立つものを見た瞬間吹き飛んだ。
腕に歯車、背中にはタンクのようなものをつけた巨漢みたいな奴。
タロットにて、21番目、最後を飾るもの。
……チート来たこれ。
最近こっちばっかり書いてるドラゴマキナです。
さて、やっとフェイト出せたよひゃっほーっ!!!
……げふんげふん。
すみません、テンション上がり過ぎました。
さて、本格的な戦闘描写、どうだったでしょうか?
マジで誰か文才とかアドバイスください……自分でもまだ納得いかねぇ……orz
そして、甲、謎の少年も戦闘に初登場!
最後の謎の少年の能力が分かる人。友達になってください。
え?とっくにバレてる?ですよねー(笑)
あ、ちなみに、甲はエミヤじゃないですよ?
まあ、解る人は解るかも知れませんが……解る人、俺と友達に(ry
あ、ここでアンケートです。
次の場面の視点(というか語り手)ですが。
1、輝宮甲
2、フェイトの仲間らしき謎の少年
の、どちらが良いでしょうか?
実は結構悩んでまして。
どうか、ご協力お願いします。
後、感想とかもお待ちしていますよ!!
では。
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