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美貴「初戦闘」
可愛い魔法少女だと思った?
残念、美貴ちゃんでした!


……んー、連続はつまらないかな?


というわけであたしです。

学校へ行って、たまに帰る途中に寄り道をして、剣の素振りをしてます。

別に大して意味はないんだけど……何となく、ね。
もう癖になってきてる、っていうか。

学校で友達も出来ました。
男友達も出来た、前世じゃ信じられないね。
まあ、この容姿も関係するんだろうな。
美樹さやかにそっくりなこの身体は、小学生の頃はなかなかボーイッシュなんだよね。

「さやかわいい」なんて言われるのは中学生から。……まあ、あたしはさやかじゃないし、だからどうしたって話なんだけどね。



というわけで(?)、今は宿題を終わらせて、2階にある自分の部屋でぼうっとしてるところです。
小学生ならもう寝る時間なんだけど……何故か眠れないんだなこれが。
胸騒ぎ……って言うのかな。
何か、身体の中でざわざわってする感じ……。

「……嫌だな、こういうの」

そう、ぽつりと呟いた時だった。




(……か……す…て……)




「!?」

突然、頭に何かの声が響いた。
きょろきょろと周りを見回すけど、当然誰もいない。

(……れか……た…けて……!)

あ、ちょっと鮮明になってきた。

(この…えが……えてい…人……!お願い…す……助けて……さい……!)

「助けて」。
確かにそう聞こえた。

『マスター、魔力反応を確認しました』

ブルーも何かに気付いたかの様に言う。

魔力反応って何だろ。
どうしよう、助けるべきなのかな。

そんな事を考えながらも、既にあたしの体は動いていた。

道路に面した方の窓を開け、外を確認する。……夜のお陰か、誰もいない。……よし。

「……ブルー、セットアップ!」

『Stand by、set up!』

あたしの姿が、青が基調の騎士の姿に変わった。同時に、剣の形となったブルーがあたしの右手に握られる。

窓から飛び降り、マントをたなびかせながら着地。

「ブルー、その魔力反応ってどっちから?」

『誘導します。まずは、左へ進んでください』

とりあえず、ブルーに従って走る。……うわ、凄いスピード出る。風が気持ち良い~。




















……居た!ってあれ?

「なのはちゃん!?」

「え、あ、美貴ちゃん!」

そう、あたしの目の前にはクラスメートが居たのだ。

高町なのは。

アリサ・バニングス、月村すずかとの3人コンビでよく見かける。
あたしもよく話す。ほんと優しくて、良い子なんだよね。

「どうしてこんな所に?」

「この子が……助けてって……」


あの声が聞こえた、って事かな。
ってこの子って……フェレットじゃん?フェレットが喋るの?

「あの、美貴ちゃん……?その、服は……?」

「え?あ、あー、これは、えっと……」

ヤバい、ここは何とか誤魔化さないと……!コスプレ少女とか勘違いされたらマズい……!

「急いで!今はそれどころじゃ……!」

ってあれ?男の子の声?どこから?
……え、フェレット!?マジで喋った!?
っていうか、急いでって……?

……あー、納得。

何か居るね、化物みたいなの。

なるほど、魔力反応ってあれか。

「……なのはちゃんは下がってて。ここは魔法少女美貴ちゃんに任せてもらおうか」

「え、で、でも!?」

「……その姿は、バリアジャケット?君は……魔道士なのか?」

後ろからの声は申し訳無いけど今はちょっと無視。前に集中しないとね。

……ぶっちゃけ、怖い。
足が軽く震えちゃってるもん。
何よあの赤い目。現実だとこうも震えが来るもんなの?

あー、本来の美樹さやかは良いなぁ……あの魔女、端から見たらそんなに怖くなかったもんね。

……とと、そんな弱気じゃ務まらないね。

「ブルー……いけるかな?」

『とにかく、焦らず冷静に。そうすれば、少なくとも致命傷は避けられます』

ここしばらくあたしの訓練に付き合ってくれた相棒に聞くと、こんな返事をいただいた。……もうちょっと励ましてくれても良いんでは……?

……ま、でも正論だよね。
剣を正眼に構える。

「でやああああ!」

それから、敵に向け突進を開始。
接近し、剣を振りかぶる!

「ッ!」

けど、あっさり弾かれた。……流石にそこまで甘くないかぁ。

「ふっ、くっ、わっ、と!」

そして次々伸びてくる攻撃を剣で何とか弾いていく。……ここ!

「このおお!」

弾き終わってから、隙を見つけて敵へ肉薄!



『Caution!』

「え!きゃあぁ!」



でも、相棒の警告に気付いたときにはもう遅かった。
横から来た攻撃を受け止め損ね、吹っ飛ぶ。……イタタ。

「美貴ちゃんっ!」

「あ、はは、大丈夫、へーきへーき……こんぐらい……」

あん時の虐待に比べりゃ精神的にもだいぶマシってもんよ!
……あー、でも回復はしておこう、何が起こるか解らないしね……。

って!

「うわっと!?」

何こいつ容赦無さすぎでしょ!?
倒れてる少女に追撃とか!
……まあ、人間じゃなさそうだしね……。

「よいしょ、と……」

何とか転がって距離を取ってから起き上がり、手を痛い部分に当てる。

『Healing』

青い輝きがあたしの体を包み込んだ。……よーし、いける!

『焦るとさっきの二の舞です。ご注意を』

「あはは……み、耳が痛いな……」

ブルーの言う通り、でも参ったな……攻撃出来ないんじゃジリ貧だよ。

「……マズい、あのままじゃジリ貧だ……!」

「そ、そんな!ど、どうしよう……!?」

うん、後ろの2人共、あたしが思ってた事を口にしてくれてありがとう。

「……仕方ない……!ごめん、今から僕が言うことを繰り返して!」

「!?ちょ、何しようとしてんのさ!?」

『Caution!』

「くっ!」

フェレットの声に、何故かあのマスコット(笑)の事が思い浮かび、とっさに振り向く。けど、化物が邪魔してくる。





「いくよ……!【我、使命を受けし者なり】」

「わ、【我、使命を受けし者なり】」

「【契約の元、その力を解き放て】」

「け、【契約の元、その力を解き放て】」

「【風は空に、星は天に】」

「か、【風は空に、星は天に】!」

「【不屈の心は、その胸に】」

「【不屈の心は、その胸に】!」





次の瞬間。
桃色の閃光がなのはちゃんを中心に立ち上った。

……感じる……なんか、もの凄い力というか、何というか……!

「……綺麗……」

まるで、女神となったどこぞの女の子のようだと。

あたしは思わざるを得なかった。
……あれー、何でこっちが投稿できてるのかな?
訳が解らないよ。
……さて、やっと原作だ!
なのはも覚醒し、二人で始めての戦闘に立ち向かいます。
……にしても美貴ちゃん……もうチョイ強くてもよかったかな?
でも、まだ戦闘初心者だしな……でも原作はな……悩む。
……にしても描写下手くそだなオイ!
誰か、アドバイスか文才くださいマジで。
……あ、感想とかツッコミでももちろん大歓迎です。
それでは。


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