所詮は左右病

対埼玉西武ライオンズ11回戦@西武ドーム
F 003 000 000 0 | 3
L 000 000 120 0 | 3


栗山さんが梨田さんより優れているところって、多少は勝負勘があるということと、左右病があまりないといいうこと、だと思っていたんですが、最近怪しくなってきました。盗塁やエンドランの作戦は外れまくり、というか、明らかに読まれているケース多数。そして左右病も、、、

以前は宮西を、あまり左打者にぶつけることにこだわらずに、とにかく終盤の1イニング、ということで投げさせてたんですが、今日は回またぎで、8回栗山に投げさせました。前の回すんなりいったならともかく、ピンチを凌ぎきって精神的に疲労しているだろうし、栗山は左打者を全く苦にしない、むしろ対左の方が打率が高いことも多い選手です。増井に対する信頼がいつもどおりなら、当然回アタマから投げさせただろうし、むしろ一死を取ったところで登板させて増井を楽にしてやろう、という気持ちだったのだろうと思いますが、結果は裏目。結果的に賢介のエラーとはいえ、あれは体勢的に難しいところで、アウトになったらファインプレー、という位置でしたからね。宮西の球が悪いというわけではないんですが、やはりピンチを凌いだ後に回またぎまでして投げさせるのは感心しません。

打線の方も、左腕の菊池を相手に、今日は杉谷、岩舘、飯山と右打者(杉谷はスイッチですが)を並べました。左相手だからといって、今乗っている西川を引っ込めるのはどうよ。結局は飯山の粘りが杉谷の3ランを呼んだ形となったので、あまり文句は言えませんが、前から飯山を左投手相手の起用したりすることもあって、そこまでするほど飯山は左に強いわけではありません。

ウルフが防御率リーグ1位になりました。素晴らしい成績、のはずなんですが、全く信頼感が伴いませんね。今日も6回まで素晴らしいピッチングだったんですが、やっぱりどこかで勝手に崩れていくみたいなところがあって。今日は完投すら期待できるんじゃないか、という球数だったのに、浅村への四球の際足を滑らせたところでベンチにお助けサイン。結果的にはここで代えておけば失点防げたかも、という感じですが、ベンチとしてもリリーフ陣が疲れ気味なだけに、7回か、できれば8回までは投げきって欲しい、という思いがあったでしょう。しかしウルフは6回と割り切った方がいいんでしょうかねえ。

増井は、今日はそれほど高めに浮いていないので、いけるかと思ったんですがねえ。最後の詰めで一番甘いところに入ってしまいました。さすがにちょっと休ませた方がいいのかもしれませんね。精神的なものだけではなく、肉体的疲れが出ていると思うので、一旦抹消して、セットアップは榊原に代わってもらいましょう。二軍でも不安定な榊原ですから、万全ではないでしょうが、少なくとも2回に1回は抑えてくれるでしょう。

久も相変わらずよくありませんけどね。熊代のセーフティは仕方ないとして、片岡のバントを失敗させた3球目のインハイ、中島を三振に取ったアウトハイ、いずれも相手の意表をついて成功したけど、ツルの構えは明らかにアウトロー。抜け球がたまたまいいところに行っただけですね。中島相手に二つインコースをついたリードはよかったけど、ああいうのを意図的に使えるようになったらすごいな、と思います。

その意味では大野のウルフに対するリードは良かったですね。インコースを大胆に、効果的に突いていました。解説はそこを見ないで、増井が中島に打たれたのは外ばかり行くから、と言ってましたが、今の増井の制球で内を突けというのは酷でしょう。まあ、ライオンズ側の捕手が炭谷か上本かも区別がついていない、いい加減な解説者ですから、どうしようもないですね。9回に久を出して、10回ファイターズは誰が投げるか、という話になったとき、「矢貫か乾か、たぶん矢貫でしょう」などと寝ぼけたことを言っていました。リリーフで全く実績のない矢貫だけはありえないのにね。勉強不足もいいところです。

実況アナもいい勝負で、しきりに「杉谷と菊池は同期生!」と繰り返していました。杉谷は4年目、菊池と同期は中村勝と運天だってば。

負けに等しい引き分けの中で、救いは中田と杉谷の2安打。中田はこれで対ライオンズ戦.385。杉谷も去年、ヒットはライオンズ戦だけ、っていう時期がありましたね。他のカードでも打ってくれるといいのですが。次のバファローズ戦は、中田は今年イーグルス戦に次いで打率が低くなっています。去年は一番高打率だったので、根本的に苦手ではないはず。

バファローズ戦、先週火曜日に投げたフィガロが抹消されているので先発が読みにくいですが、恐らく中山・マクレーン・西でしょうね。こちらは順当に武田勝・多田野・八木でしょう。いっそ矢貫を先発させて、多田野を後にまわすのもありかな、なんてことも考えますが。今までの対戦成績では6勝3敗と優位を保っているバファローズ相手です。坂口がいないのは楽ですが、T-岡田が復活し、後藤も上り調子、イデホも相変わらず勝負強いバッティングを見せています。最下位チームとはいえ容易な相手ではありませんが、まずはマサルに久々の勝ち星をつけましょう。




テーマ : 北海道日本ハムファイターズ
ジャンル : スポーツ

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Author:でんでん
30年来のファイターズファンです。北海道日本ハムファイターズの応援、その他あれこれを書いていきます。

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