平成13年度の放送
食糧をどう守る
放送:2月25日(月)0時00分〜1時25分(85分)
古くからの日本人の主食・米と、戦後、急速に普及した小麦・パン食。
「米」と「小麦」を描いた2本のドキュメンタリーから、食と農が暮らしにとっていかに大切なものかを見つめます。

■NHK特集「食卓のかげの星条旗 〜米と麦の戦後史〜」
 49分/1978年(昭和53年)
日本人の主食といえば「米」だった。しかし戦後、日本人の食生活は急激に変化し、主食に小麦・パンが加わった。この変化のかげには余剰小麦の消費を狙うアメリカの組織的な売り込み計画があった。番組は「キッチン・バス」「学校給食の全国化」「パンの技術講習会」など…当時、日本人には知られていなかった小麦売り込みの隠されたねらいを明らかにすることで、戦後の「食」をあらためて考えていく。

語り: 梶原四郎
撮影: 原沢辰夫
録音: 高柳裕雄
編集: 吉田秋一
音響効果: 斎藤 実
構成: 高嶋光雪
制作: 佐川久雄

■日本の素顔「豊作」
 30分/1958年(昭和33年)
4年連続の豊作となった1958年(昭和33年)。「米余り」など無縁のこの頃、日本一の米どころ新潟県新発田(しばた)、北蒲原(きたかんばら)地方を訪ねて秋の日の収穫風景を描く。そこには、蒸気機関車がたわわに実る稲穂の中を行く景色、秋分の日におはぎを作って墓参りに行く農村のくらしなど、今や殆ど姿を消した日本の農村の風景が広がっている。

語り: 大塚利兵衛
撮影: 志村源二
構成: 増沢常夫
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