岩渕　治療とリハビリに専念

　五輪予備登録メンバー６人を擁する日テレは１日、神奈川県大和市で行われた「大和なでしこカップ２０１２プレイベント」で、２月に発足したノジマステラ神奈川（神奈川県３部）とエキシビションマッチを行い、６−０と大勝した。１月に手術した右足小指の痛みが再発し、６月のスウェーデン遠征を辞退、同２８日に復帰した五輪候補のＦＷ岩渕真奈（１９）はチームに同行せず、治療とリハビリに専念した。

　日テレの野田監督は岩渕の状態について「もう大丈夫です。明日（の発表）を待ってだが、五輪に万全の状態に臨めるよう、リハビリに集中させた。強制的に残した？　そうですね（笑）。連れてきたら、ボールを蹴ってしまいそうなので」と説明。８日のなでしこリーグカップの狭山戦についても「岩渕と（故障明けの）岩清水は考えていない。ベストの状態なら出すが、９日からの（代表）キャンプに集中させたい」と話した。

　昨年のワールドカップ（Ｗ杯）優勝メンバーの岩渕は切れ味のあるドリブル、突破力が持ち味で、今季リーグ戦では４位タイの５得点。先月２８日には佐々木代表監督の前で紅白戦で実戦に復帰し、面談も済ませた。自身初の五輪出場の知らせは届くか−。　（関陽一郎）