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【プロ野球】

稼頭央がサヨナラ打 楽天、2位ハムに1.5差

2012年7月2日 紙面から

◇楽天3−2ソフトバンク

 楽天は今季初のサヨナラ勝ちで3連勝とした。延長10回に森福を攻め、2死二塁から松井が二塁打を放った。5番手の青山が2勝目を挙げた。8回に同点に追い付いたソフトバンクだが、勝ち越し点を奪えずに4連敗となった。

     ◇

 楽天・松井が一振りで接戦にけりをつけた。延長10回。攻撃前に、星野監督が「サヨナラをやれ!!」とゲキを飛ばし、迎えた2死二塁の好機。4球目のスライダーを強振した打球は左中間で弾んだ。チームに今季初のサヨナラ勝ちを呼び込む適時二塁打。松井にとって日本では、西武時代の2002年8月9日のオリックス戦(西武ドーム)以来、10年ぶりのサヨナラ打だ。

 「みんながつくってくれた好機なので、打てて気持ちいい」。松井が絶叫した。5月11日からのオリックス3連戦(京セラドーム大阪)以来、今季2度目の同一カード3連勝。ソフトバンク戦では07年4月以来、5年ぶりだ。「みんなで勝ち取った勝利」。喜びをじっくりとかみしめた。

 今季から主将となった松井。雰囲気づくりでもチームに貢献している。5月に入ってから一つのポーズを流行させた。通称「カズオバーン」。腕を高く上げハイタッチすると見せかけて寸止めするポーズは、米アストロズ時代に同僚だったテハダがやっていたもの。これを広めた。

 「非常に一体感が出てくるんです」と松井。今は投手や場内のファンまでするようになった。すっかりおなじみになったこのポーズ。この日もサヨナラ劇の直後にナイン全員とすると、お立ち台ではファンと一緒に“バーン”。メジャー仕込みのポーズがチームを一つにまとめている。

 2位・日本ハムとの差は「1・5」。開幕3連敗、4月はBクラスをさまよったチームもいよいよ、2位が視界に入ってきた。松井の気持ちも燃える。「いい戦いができている。一打席ずつ、必死にやりたい」。主将は先頭に立って楽天をけん引する。  (川越亮太)

 

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