ウィルコム沖縄、過去最高益 12年3月期

ウィルコム沖縄の経営指標の推移

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2012年6月27日 10時27分

 PHS事業のウィルコム沖縄(那覇市、仲本栄章社長)は26日、2012年3月期決算を発表した。売上高に当たる営業収益が前期比55・6%増の34億円、経常利益は2・4倍の3億8700万円、当期純利益は2・2倍の2億1800万円となり、それぞれ過去最高となった。

 契約純増は23カ月連続で過去最高の計3万5000件、契約数は約8万7000回線となり、71・2%の大幅増となった。今期10万件達成を目指す。

 営業収益のうち、通信事業は60・7%増の23億円、端末販売の付帯事業は4倍超の約10億円だった。他社携帯への通話も無料になる定額プランやスマートフォンとのセット販売のほか、新規契約と同時に2、3回線目を契約するとその分の月額料金が無料になるキャンペーンなどが奏功し、契約数の大幅な伸びにつながった。

 営業店舗を8店増の16店舗に増やしたほか、音声主体だった機種に今期は新たにスマートフォンを投入。シニア層から中高生まで家族単位の顧客獲得に力を入れる方針。一方、契約増に伴って、通話・通信エリアの範囲を早急に拡大することが課題。仲本社長は「10万台の契約達成に向けてエリア拡充のための投資を積極的に進めていきたい」と話した。

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