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仏教大論議30 「密教」の驚くべき欠陥!! 中期大乗仏教・「ヨガ唯識論」と後期大乗仏教・「密教」の比較とそれぞれの欠陥 真の成仏法は、釈尊直説の経典・阿含経にしか無い!! 大乗仏教は、釈尊直説ではない!!
正法を知っていただくために!!
前回の初期大乗仏教の欠陥に引き続き、今回は、中期大乗仏教と後期大乗仏教の比較とそれぞれの欠陥を指摘したいと思います。これらは、現代仏教学(大学の授業など)では、すでにあたりまえのことであり、定説になっていますので、ことさら新しい理論ではないのです。ただ、信者の方々をはじめ、多くの日本人の方がたが、ご存じないということなのです。つまり、各宗派が、隠しているのです。ですから、最新の仏教学を学ばれることをお勧めします。
前回書きました通り、初期大乗仏教は、空論を完成させましたが、修行法を捨て去ってしまったので、欠陥が有ることは明白です。それでは、中期大乗仏教は、どう対応したのでしょうか?
まず中期大乗仏教は、初期大乗仏教の欠陥に気が付いたのです。空論が、表面意識でだけの把握であることにです。そこで、唯識論を完成させます。潜在意識の把握です。そうすると、修行法が必要になってくることにも気付きます。潜在意識に空を認識させるためには、どうしても観法、瞑想法、特殊な錬行が必要になってきます。そうして、ヨーガを復活させたのです。原始仏教と同じように、ヨーガ無くして成仏はあり得ないという点に気付いたのです。ヨーガによる唯識観です。
この理論を完成させた天才は、マイトレーヤ・弥勒であるとも、アサンガ・無着であるともいわれています。ここでは、アサンガであるとしておきます。(「密教入門」参照。)
アサンガは、空論を生かしつつ、潜在意識についても、考察を深めていきます。そうして、唯識論が完成します。アサンガの唯識論は、涅槃の概念について、初期大乗仏教の空論という表面意識=第6意識までだけの理論解釈をさらに進化させ、潜在意識=第7マナ識、深層意識=第8アーラヤ識にまでおよび、現代精神分析学の先駆けとも言うべき内面意識の洞察というところにまで及んでいくのです。(「密教誕生」参照。)これは、大変画期的なことでした。ヨガ唯識論は、仏教学上、最高の理論とされています。さらに、原始仏教で修行されていたヨーガの修行法を復活させました。この点も、大変画期的なことです。原点回帰です。ヨーガによるチャクラ覚醒法なしに、潜在意識の把握、成仏はあり得ないのです。(「仏陀の法」参照。)
以下、下段、回答欄に、別ID=hokutonohito_9にて続きます。
- 補足
- 空海弘法大師様は、七科三十七道品は、法宝であると述べておられます。
「弁顕密二教論」第三章、広釈段です。
「第一の法宝とは即ちこれ摩訶般若解脱発身なり。第二の法宝とは、いわく、戒、定、智慧のもろもろの妙功徳なり。いわゆる三十七菩提分法なり。乃至、この法を修するを以って、しかもよくかの清浄法身を証す。」
空海弘法大師様は、お分かりだったのです。阿含経が、重要であることを。
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- 質問日時:
- 2011/4/1 03:14:13
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- 解決日時:
- 2011/4/8 05:18:03
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- 回答数:
- 6
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ベストアンサーに選ばれた回答
しかし、その他のさまざまな修行法の確立には至りませんでした。これは、後期大乗仏教・密教によって補強されてゆきます。
それでは、密教は、どう対応したのでしょうか?
なんと、密教は、空論と唯識論を融合し、さらに、修行法さえも充実させたのです。ここに至って、大乗仏教は、最終段階に入って行くのです。それが、大日経(空論系)であり、金剛頂経(唯識系)なのです。密教には、他の大乗仏教には無い修行法が目白押しです。月輪観、阿字観、五相成身観など、多種多様な修行法があります。しかも、密教は、即身成仏法まで持っているのです。金剛界法と胎蔵界法です。修行法が充実しています。密教は、大乗仏教の最終進化系なのです。これは時代の要請なのです。それでは、密教は、完璧なのでしょうか?
そうはいかないのです。確かに密教には、多くの修行法があります。しかし、肝心な修行法が抜け落ちているのです。欠落しているのです。それは、阿含経に説かれている、釈尊唯一の成仏法・七科三十七道品です。これまで何度も言っているように、この修行法抜きに、成仏はあり得ないのです。どんなに多くの修行法を編み出しても、七科三十七道品が最後に習得されない限り、成仏はできないのです。
ここに驚くべき秘密が有るのです。なんと密教は、その七科三十七道品の修行法を様式化してしまったのです。どのように様式化したのでしょうか?
なんと密教は、七科三十七道品を、曼荼羅に仏さまとして描き上げ、礼拝し、祈念することによって、七科三十七道品を修行したのと同じ効果を上げたことにしてしまったのです。それが密教の金剛界曼荼羅であり、金剛界三十七尊なのです。これが様式化でなくてなんでしょうか。七科三十七道品は、実地に実習されなければならないのは、当然です。それを、曼荼羅に描き上げ、観法、護摩法に取り入れ、祈念、修法することによって、同じ修行をしたことにしてしまったのです。これは明らかに、詭弁であり、ご都合主義です。密教が、観念宗といわれる所以なのです。(「阿含密教いま」参照。)
さらに、欠陥が有ります。それは、安那般那念法が無いことです。前に書いたとおり、安那般那念法は、最高の呼吸法であると、阿含経に書かれてあるのです。この呼吸法をマスターしない限り、どんな修行法をしても、最大の効果を発揮することはできないのです。すべての始まりは、呼吸法です。生きるとは、息るなのです。実生活でも、仕事でも、スポーツでも、武道でも、すべては、呼吸から始まるのです。正しい呼吸法をマスターしなければ、最大の能力は発揮できないのです。
大乗仏教は、すべて、この安那般那念法の重要性をほとんど理解していないのです。ですから、ほとんど記述されていないのです。安那般那念法なしに、どんな修行法、観法、瞑想法、錬行をしても、最大の効果を発揮することはできないのです。この安那般那念法の欠落、そして続く、七科三十七道品の欠落が、大乗仏教の最大の欠陥なのです。したがって、大乗仏教では、成仏できないのは、明白なのです。安那般那念法は、チャクラ覚醒法なのです。(「仏陀の法」参照。)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1151475176
大乗仏教は、今までの間違いを改め、阿含経を取り入れるべきです。そうでなければ、未来はないと思います。いずれ、事実が判明します。修行法もそうです。現代は、ほとんどの人達が、文盲であった時代とは違うのです。相当高度な修行法でも、在家でできます。ヨーガを見ればわかります。いまや、世界中で、親しまれています。
阿含宗では、阿含経をベースに、密教を取り入れています。密教で様式化された七科三十七道品を、復元するのです。真の成仏法を、復活させるのです。
私の他の投稿もご覧になってみて下さい。
http://my.chiebukuro.yahoo.co.jp/my/myspace_quedetail.php?writer=ar...
正法を知っていただくため、参考になれば幸いです。
合掌
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- 回答日時:2011/4/1 03:29:33
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ベストアンサー以外の回答
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>>現代仏教学では、すでにあたりまえのことであり、定説になっていますので、ことさら新しい理論ではないのです。
阿含経ですら釈尊直説でないことが、最新の仏教学の定説です。
そもそも「自灯明・法灯明」は阿含経では無かったのか。
「尊い教えを説いたから釈尊は尊い」のであって、「釈尊が説いたのだから尊い教えだ」というのは本末転倒。
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- 回答日時:2011/4/3 01:47:44
桐山氏の密教に対する意見は分かりましたが、真言密教の桐山氏に対する評価を参考までに載せておきます。
織田隆弘(四谷霊廟・真成院住職)著「各山会に望む、破邪顕正に立ち上がれ!」『高野山時報』(昭和53年1月1日号)の投稿です。
「来たるべき御遠忌事業の中に、無形の事業として全真言宗は横の連絡協議によって、共通のテーマについて熱心であって慾しいことがある。
それは近時、真言密教の歴史を背景として、世間多くの無智につけ込んで計画的作文や共同詐意を隠して現世利益の宣伝に、占術や易学を利用して、現代医学の無能ぶりの機会を捉え、大金を前取りし、そのあとは祈りもなく指導もなく、精神病、癌、その他の難事を治してやると称して溺るる者の心理を飼食にするに、必ず真言宗××派大僧正、管長名を自称し、旅館やホテルを出張所とし、客集めに新聞折込みのチラシを用いたり、中には有名人や評論家を利用する者もある。出版においては桐山密教の如き大胆巧妙な宣伝術もある。信教の自由、言論表現の自由の恩典であるが、反面その犠牲者は多く自殺女性さえあると聞く。余程、愚者でも効能書のみには乗らないが、利用される学者?や信用ある高野山大僧正や元教学部長等の協賛を巧みに宣伝すれば、ありもしない念力護摩も、水が沸騰することを行う生き仏と妄信せしめることができるのである。その他、空海の正しい秘流だとか、その他吾が宗祖や教学上の名称にこじつけたものが多い。
随って、一般大衆は真言密教とはこのようなものと思って後には反感を持ち、遂に正しい真言密教も同列にされることになる。彼等の頭は仏教をいかに悪用するかの考えの外はないのである。これが法律上許された宗教法人であるから、仏教界の新聞に広告料を支払うことにより、堂々と既成宗派の教団と同一扱いされた、その新聞を多数自分の信者にも配布して、正当性を強化しておることは周知の事実である。(略)
密教について真摯な態度で新しい見方をしている人と、密教という名を利用して詐欺すれすれのことをしている野心家を、毅然とした態度で破邪顕正しなければならない。すくなくとも大師の教えを学び修行をしていれば、そのくらいのことはすぐわかる筈である。一般人が惑わされるのは、その原因に吾が宗団人も一時利用されたから、特に重要であり発言するのである。(略)
特に望みたいのは、桐山大僧正の身分と、宣伝の超能力はないこと、大僧正、管長、阿闍梨、虚空蔵求聞持法とは全くその根拠は話にならぬ出鱈目なものであること、正純密教の中には、クンダリーニヨーガは無いこと、カリキュラムの三密行法は誰れでも印刷出来ること、その解釈は正統な大師とは無関係であること―を全新聞社を招いてアピールすべきことである。即ち目に余る巧みな行動と、救われる正統密教と悩み深める邪教と混同せざるように声明を出し、方途を研究して実行されたい。殊に、最近、桐山程ではないが小邪師が超能力のトリック露見で、たった四十万の取込み行為でさえ、一年六ヶ月の体刑が決まったことを知れば、この投稿に反論者はない筈である。邪宗の広告も、当然警告すべきである」
上記投稿後、昭和55年7月3日桐山氏は織田氏に対し東京地裁に「謝罪掲載請求」の訴えを起こします。名誉毀損の告訴で、朝日新聞を始めとする各全国紙等に謝罪広告を載せること及び814万円相当の損害賠償金を請求しました。
桐山氏は告訴することでご自身の面目を保てたので、その後は示談等でウヤムヤにするつもりだったそうですが、織田氏が裁判所の和解に応じず法廷での決着を望んだそうです。
そして第1回証人尋問(昭和57年5月14日)では、織田氏は早川和廣氏を証人申請しました。織田氏としては桐山氏に関してご自身よりもはるかに過激な記事を書いていた早川氏が訴えるに値しないなら、ご自分は一文も桐山氏の名誉を毀損していないという訳です。
証人尋問では、志茂田景樹著「桐山靖雄とは何者か?」において、桐山氏の経歴を「酒税法違反、詐欺、私文書偽造」と書いている箇所で桐山氏から「詐欺」はなかったとしか反論されなかったこと、桐山氏の履歴書の内容について天台宗から伝法灌頂を受けた事実もなければ北野氏から伝法灌頂を受けた事実もないことを指摘し、桐山氏の経歴、履歴を見ても宗教人ではなく詐欺師以外の何者でもないと総括し、桐山氏の念力の護摩は嘘じゃないかと断定し、桐山氏は宗教人というよりは金儲けのうまい会社の社長のようなものと総括しても、桐山氏から告訴されなかったことを早川氏は説明しました。
その後桐山氏は次回公判を大幅に延期させた後、昭和57年9月16日名誉毀損の訴訟を取り下げたそうです。結論的に言えば早川氏の記事も織田氏の投稿もすべて本当のことなので桐山氏の名誉毀損には当らないことを桐山氏ご自身が認めたことになりました。
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- 編集日時:2011/4/6 18:56:43
- 回答日時:2011/4/1 22:51:28
阿含経に対する情熱はわかりましたが、どのような悟りを開く事ができるのか説明してもらえませんか?
他の経典や密教に欠点が在ると言うのですから、七科三十七道品の悟りを教えてもらえませんか。
悟りを開くとどのようになるのですか?
まさか、「不立文字」や「空」「南無阿弥陀仏」などという言葉で終わりませんよね。
結局、どのように覚醒するんですか?まさか、麻原彰晃、見たいになるわけでもないでしょう(笑)
つまり正しいと言ってる以上、その悟った後も知っていると、言う事ですよね。
質問で聞く形で悪いんですが、教えてください。
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- 回答日時:2011/4/1 14:54:05
>>前回書きました通り、初期大乗仏教は、空論を完成させましたが、修
>>行法を捨て去ってしまったので、欠陥が有ることは明白です。それで
>>は、中期大乗仏教は、どう対応したのでしょうか?
空論の意味は解っておられるのでしょうか。
次は阿含経からの抜粋です。
**************************************
『一切諸行は皆空、皆寂にして、起こる者、滅する者是れ幻化にして真実有ること無ければなり。』(阿含経)
**************************************
この世は空であり、寂静であり、生まれる者、死んで行く者、これらは幻化であり、実在するものではない。という意味です。
空論とは『この世界は幻の世界』であるという意味だということが解ります。
次は大般若経からの抜粋です。
**************************************
(巻の第四十二 初分比喩品第十一之一)
『善現、意に於いて云何。色と幻と異なり有りや不や。善現答へて言く、不なり世尊と。何を以ての故に、色幻に異ならず、幻色に異ならず、色は即ち是れ幻、幻即ち是れ色。受想行識も亦復た是の如し。』
**************************************
このように経典には五受陰は幻であるとはっきり説かれているのです。
幻は何が原因で造られるか。
『幻は識の映像によって造られる。』
唯識とはただ識のみがこの世界を造る原因であるという意味です。
このことを正確に知らないと、仏教は何も理解されないと思います。
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- 編集日時:2011/4/1 10:16:39
- 回答日時:2011/4/1 10:09:28
ほほう。では聞くが、阿含宗は修験道の衣体で護摩を焚き、七福神まで登場するが、これは阿含経典に記されておるのかね?
入門書のみを読んで密教を判ったようなことをおっしゃってるが、せめてインド・中国・日本・チベットの密教を扱った、立川せんせや頼富せんせの著作(春秋社)程度は読んで欲しいな。
さらにあの護摩は、天台系修験道、つまり聖護院の所作が基本になっているように見受けるが、天界壇と仏界壇なるものをでっち上げる必要がどこにあるのかね?もともと密教では、神仏を法会に招くのだが、護摩そのものがゾロアスターの影響を受けてることぐらいは知っておられるのだろ?これでは言ってることとやってることがまるっきり乖離しておるではないか。話にならん。
- 違反報告
- 回答日時:2011/4/1 04:48:53
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