NHK福井県のニュース　福井放送局

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「半夏生」で焼きさば求める

１日は暦の上では「半夏生」。
梅雨の最盛期で田植えが終わるころとされています。
大野市にはこの日に夏バテを防ごうとまる焼きにしたさばを食べる風習があり、市内の鮮魚店には、焼きさばを買い求める人たちが次々と訪れました。
「半夏生」の日にまる焼きのさばを食べる風習は、江戸時代に大野藩の藩主が田植えで疲れた人々の夏バテを防ぐため、タンパク質が豊富な魚を食べてもらおうと越前海岸沿いの領地からさばを運ばせたのが始まりとされています。
市内の商店街にある鮮魚店では、午前３時ごろから家族総出でさばを焼き続け、店先には香ばしい香りが広がりました。
焼き上がったさばは店先に並べられ、市民や観光客などが次々に訪れて買い求めていました。
鯖江市から訪れたという男性は「生まれが大野なので毎年、この日はさばを買いにきます。この時期は脂ののったさばを食べて元気をつけたいですね」と話していました。
この店では半夏生にあわせておよそ１０００匹のさばを用意したということです。

07月01日　19時17分

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