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牧野副大臣 “避けて通れない”7月1日 22時44分
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大飯原発3号機が起動したことを受けて、牧野経済産業副大臣は、大飯原発とオフサイトセンターを結んだテレビ会議システムを通じて、「賛否両論があるなかだったので、緊張感を持って原子炉の起動を受け止めた。ただ、日本の現実や将来を考えたとき、大飯原発の再稼働は避けて通ることができない。その一歩が踏み出せたと思う」と述べました。
また、反対する声が依然根強いことについては、「中長期的には脱原発依存をという思いを感じている国民は多いと思う。ただ、すぐにやめるというのは現実的ではなく、脱原発依存を進めるスピードについての見解の相違ではないか」と述べ、一定の理解を示しました。
その一方で、原発に通じる道路で行われた抗議行動のため、原発へ移動する際に船を利用せざるをえなくなったことについては、「反対の気持ちも分かるが運動をするにもルールを考えてほしい」と述べ、抗議行動に参加した人たちに冷静な対応を求めました。
また、地元、福井県おおい町の時岡忍町長は「再稼働に際して、特別な監視体制を国や県、事業者が構築し住民の安心に寄与してくれていることに感謝したい。これから臨界に至るまで綿密な作業が進められるが、引き続き細心の注意を払ってほしい」と述べました。
また、原発の運転再開の是非を巡って賛否が分かれているなかでの起動については、「色んな方の意見があると思うが、総理が国民の生活のために再稼働が必要と判断したわけで町としては安全確保を前提に国策に協力している」と述べ、改めて理解を求めました。
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