2009-01-05
■ [Research]貢献の裏にあるもの 
- Psychologist finds Wikipedians grumpy and closed-minded (New Scientist)
- POLAR BEAR BLOGウィキペディアに貢献するのは、実社会での鬱憤が原因?
"閉鎖的で、気むずかしい"はちょっとひどい。f^-^;;
少なくともオフラインで会ったことのあるウィキペディアンはこのカテゴリにはない(まあ、閉鎖的で、気むずかしい人はオフライン・ミーティングには来ないかもしれない)。
ただ、リアル世界で得られないナニカをウィキペディアで見つけて病みつきになる、というのは、十分あると思う。その「ナニカ」はそれこそ千差万別で、ひとくくりにはできないだろう。ポジティブなほうから挙げてみると、
- 趣味の蘊蓄を披歴したい人
- 日常生活から離れて、学術の薫りに浸りたい人
- 昔から百科事典を読むのが楽しかったー自分で書くのはもっと楽しい、という人
などは、リアル世界では得られない満足をウィキペディアに見つけている、とは言えるかな。良い貢献をすればするほど自分でも満足出来るし、同分野のウィキペディアンからの称賛も得られる(「プライドをくすぐるような仕掛け」と言えないこともない)。とはいえ、この人たちは「同調性と開放性」もそれなりに持ち合わせて、あまりトラブルを起こさない、と思う。
問題は、リアル世界での憤りをウィキペディアに持ち込んでしまう人じゃないだろうか。
正義感に燃えて、不正な団体や個人を弾劾したいとやってくる人は、たいていトラブルを巻き起こす。ウィキペディアは告発の場ではないのだ。
世間で通っている説は間違っている、俺の意見の方が正しい、正しいことをウィキペディアに書いて広めようと思って来る人も、ウィキペディアの方針と真っ向からぶつかってしまう。自説の発表場所でもないのだ。
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