夏の節電:我慢の夏、2日から 車両減らし電車短く/カバ水槽ろ過お預け/屋外広告、終日消灯
2012年07月01日
一方、パナソニックは、社屋の外壁にあるロゴ看板や、屋外広告などを終日消灯。本社(大阪府門真市)では、秋の休日を電力需給が逼迫する7月下旬に前倒しして取得する。
◇節電トライアル、9万7400件の応募
関電管内の昨夏の節電目標は関電自身が15%、国が10%、昨冬は両者とも10%だった。今夏、全原発が停止したまま10年夏並みの猛暑になれば14・9%の供給不足が見込まれるが、大飯原発3号機が最短で8日にフル稼働すると、節電目標は10%に縮小する。北陸電は4%、中国電は3%になる。大飯4号機が最短で24日にフル稼働すると、関電の節電目標は6%程度まで圧縮される。
関電は今夏、企業や家庭での節電を促す料金メニューを導入。日中のピーク時間帯の電気料金を高くする代わりに夜間を割安にする家庭向け新料金メニューの加入は約5300件(6月27日時点)、節電目標を達成するとプリペイドカードを贈る「節電トライアル」には約9万7400件の応募があった。7000件の大口需要家を対象に需給逼迫時に節電分を入札で買い上げる「ネガワット取引」への登録は11件という。