夏の節電:我慢の夏、2日から 車両減らし電車短く/カバ水槽ろ過お預け/屋外広告、終日消灯
2012年07月01日
夏の節電が2日、スタートする。東京、東北、沖縄各電力以外の7電力会社管内が数値目標のある節電の対象で、最も需給が厳しい関西電力は10年夏比15%、四国電力は7%、北陸、中国両電力は5%の節電を求める。大飯原発3、4号機(福井県おおい町)が再稼働すれば節電目標幅は縮小する見通しだが、「我慢」の夏が訪れる。【川口裕之、吉田卓矢、南敦子、横山三加子】
原発依存度が高く、需給ギャップが最も大きい関西電力管内の鉄道や商業施設などは、昨夏以上の節電対策を準備している。
JR西日本は電力需給の逼迫(ひっぱく)警報の発令時に東海道・山陽線の新快速電車の間引き運転を計画。南海電気鉄道は通常時も32本の電車で車両数を削減する。他社も駅照明の間引きや発光ダイオード(LED)化、冷房温度の引き上げ、車両数の削減に取り組む。