夏色キセキ・第12話・最終回
なにこのエンドレスエイト、と思ったが、エンドレスエイトがあまりに巨大な作品であるが故に、三年の月日でもう充分古典化されたと考えてもいいかもしれない。つまり終わらない夏休みの話になったからと言って単なるパクリとかそう言う風には考えなくていいんじゃないかと。
実際、ずっと続く「最後の日」でオーディションに何度もチャレンジしたり、夏休みの遊びを堪能したりするものの、このままでいいのかと言う反問に、これを終わらせるにはお石様のキセキを終わらせる事が必要だと、彼女達の夏休みとキセキを終わらせる綺麗な構成になったと思う。夏色キセキの最終回はこれでいい。紗季が八丈島に行かないなんて終わりは無いし、オーディションに楽々と受かって紗季が八丈島に行けなくなると言う終わりも無い。紗季は行っちゃうかもしれないが、4人はずっと友達、そう、まさにそれでいいのだ。
夏色キセキは始まる前はその昔足繁く通った下田が舞台と聞いてこれは四半世紀ぶりに下田に舞台探訪に行こうかと期待を寄せたものの、第1話でその期待をへし折られた。しかし継続して見ているうちに、夏色キセキいいじゃんと思う様になっていた。第10話の時に書いた様に。
だから第10話の翌週、6月15日が放送休止だった時は日曜日が寂しかった程だ。
それ位には楽しんで見ていた。
なんだかね、頑張ってと言うか、ちゃんと生きてる女の子達の話には弱いのかもしれないw
さて、第1話の出来具合で下田の舞台探訪の気持ちは一旦はへし折られたのだが、行こうと思っていた時に、下田に行ったら嘗て研究フィールドとして歩き回ったあそこに行こうと思っていた場所があった。
それがまさか最終回に登場するとはなあw
この後の凛子母と夏海母の会話の場面で携帯のGPSのマップが出て来てしまって、場所の探索もへったくれも無くなるがw、このサンドスキーの場所はすぐ分かった。田牛(「とうじ」と読む)の海岸だ。
この高さから見下ろせたかどうかは記憶にないけど。
田牛は下田市街からは遠いのにバスの本数が極端に少ない(無いに等しい)ので注意。
そして絶対行こうと思っていたのがここ。
こちらは今後の探訪者の為に今はネタバレをしないでおくが(多分、すぐ分かる)、ここは面白いよ。4人が行った時の様に月が天頂に来るタイミングで行くと雰囲気がいい。まあ昼でも構わないのだけれども。
昨年の大震災で地形が変わっていなければ良いのだが。