2012年06月29日

元祖半チャンラーメン

/蕎麦 冷麦 嵯峨谷 水道橋店にて朝そばセット+あじご飯/さぶちゃん@神保町にて半ちゃんらーめん/火の国ラーメンはじまるBy@町田にてラーメン/

 (株)プラスゲートが運営する蕎麦 冷麦 嵯峨谷 水道橋店、見かけないお店があるとつい入ってしまいます。
 一般的な関東の路麺店はお蕎麦とうどんを併用して販売していますが、この店はひやむぎも販売しています。店先のディスプレイを見ると2ミリ幅以外に四ミリ幅も用意されているようで、お店では太麺、細麺と呼んでいます。初めて入った路麺店ではかき揚げそばから食べるべきなのですが、何となくお得感のある朝そばセットを食べることにしました。

 券売機で食券を買って店員さんに渡す時に「もり」と伝え、小さなL字カウンターは10席ほど、立って食べられるスペースは見当たりません。
 女性店員さんが一人で切り盛りしているのは大変そうですね。店内奥には大きな石臼機がぐるぐると回っていて、引くのはいいけど打つのはどこでやるんだろうと考えたりして。ワカメが食べ放題のお店は初めてだけど、最近は外食が減ったので今の時代の路麺店では一般的なのだろうか。

 そんなに待たされることなく朝そばセット+あじご飯380円、お蕎麦だけのセットがあればなぁ。
 他人にとってはどうでもいいマイルールの食べ方として、先ずお蕎麦を2本つまんで口に含み、歯で切って香りを、上あごに押しつけて弾力を、と。蕎麦つゆの箸の先で少しだけ味わってみる、続けてネギを少しだけ食べる、わさびをホンのわずか味わってみる。店先に十割蕎麦と書かれていたとおりつなぎの味はしませんが、二八や五五に慣れてしまっている舌としては、なんとも。蕎麦つゆは節系強めで個人的にちょっと苦手、初めっから付いているそば湯で薄めてしまうと言う手もありますけどね。

 薬味ネギは切り立てかと思うほど瑞々しい、わさびは方向性がハッキリしません。
 蕎麦と蕎麦つゆの兼ね合いから三分の一だけ浸けて食べてみるとそれでもまだ濃い、2回目以降は4分の1程度にしてちょうどよかった。ネギが途中で無くなりそうになってしまってお代わりしたかったけど、初訪問でしたので止め、代わりにはならないけど食べ放題のワカメで代替。あじご飯はあじをそぼろにしてご飯に掛けてあって、これはこれで美味しいけど、なぜ朝セットに付いてくるのかは不明です。ご馳走様でした、他のメニューも気になります。

 お昼は神保町で一番有名なお店、さぶちゃん@神保町
 1966年創業のお店の歴史はこちらでご確認して頂きたいのですが、それ以外で知っている話しとしては、店主さんの準備次第で11時とか10時半とかに開店することもあります。もちろん、状況がお客さん側だけに倒れるわけではなく、体調不良はそのまま休業に繋がります。うまかんべぇ@五反田(今は大森)の先代が半チャンラーメンをの作り方を教わったお店であり、凛@大井町(現のスた)の店主さんが修業されたお店であり。

 神保町の職場に転職する前からさぶちゃんには何度かきたことがあり、こちらに移ってから真っ先に食べにいきましたがお昼時はずっと外待ち10人くらいが続くので、お昼時を外すしかないなと考えていました。
 今日は午前中の打合せが延びてお昼が遅くなったので、チャーンス、とばかりに来てみましたが、それでも外待ち7人、今日は並びますよ。外で待っていると時々店主さんが店の外にできて一服されています。70歳を越える高齢で現場に立ち続けるのは、肉体的よりも精神的に大変でしょう。

 20分以上待って一番先頭の待ちになり、特に案内はありませんから一人お客さんが出て来たから入る、と。
 先客の丼がまだ置かれていても気にしないで席に着き、「半チャン、をお願いします」と声を掛けると、しばらくして丼が下げられ、しばらくしてお冷やが出て来ます。カウンター七席のみの店内、店主さんは丼を持って壁に向き、醤油ダレ、ネギ、魔法の粉、を適量入れてカウンター台に置きます。一度に4つずつ、小池製麺所の麺が茹で上がるタイミング見計らって豚ガラ、鶏ガラ、野菜などから煮出したスープを丼に注ぎ入れます。

 「はい、どうぞ」と半ちゃんらーめん690円、このスープの色を黄金と言うんだな。
 元祖にて最強の半チャンラーメン、半チャンは「チャーハン半分」に麻雀の「半荘」を引っ掛けてあります。
 スープは何がどうとか細かいことはいいんだよ的な渾然一体とした「さぶちゃん」の味わい、このスープを味わえるお店は世界でただ1軒だけ。
 極細麺なのにここまで柔らかく茹で上げるお店は他にありませんが、この麺がスープに実によく合います。
 歴史を感じさせる塩漬けチャーシュー、甘い味付けのメンマ、以上。

 チャーハンはバラ肉と玉子を炒めて調理されていますが、何か意味があるのかと思うほど全体を均一に炒めておらず、白い部分が所々にあります。
 そもそも数人前を一気に調理して提供するときに温め直して出すのでパラパラな食感とは無縁、さらに残量が一人前程度になると一度丼に外してチャーハンを作って、そこに混ぜてしまいます。
 このチャーハンを食べられるお店も世界でただ1軒だけ。

 チャーハンを食べ終わる頃に壁掛け時計を見ると何か違和感があり、自分の腕時計を見比べると10分ほど進んでいる。
 店内奥にテレビがあるので時間はそこで確認すればいいわけで、じゃあ、この壁掛け時計の意味はなんだろうか。さぶちゃんには不思議がいくつもあって、店主さんに聞けば分かるかも知れないけど分からないこともあるだろう。それはまだここが昭和だからだ、人間はやろうと思えば時間をも止めることができる。

 お気に入りのお店がしばらく休んでいるのですが、そろそろやっているかも知れないと思って。
 電車からお店を見てみたら、外看板が点いているじゃないか。なんだかなぁと途中下車して行ってみると、店先に立て看板なし、店内真っ暗、まだなのか。店先の貼り紙には、店内改装でお休みしていて近日中にリニューアルするとのこと。開店2年でリニューアルって、そんなに痛んでいるようには見えなかったし、リニューアルするなら何日か前から告知があると思うけど。それなりの筋をたどれば真相は分かかも知れませんが、分かったところでお店の営業再開が早まるわけではないし。

 小田急線バスターミナル近くの「ラーメンと夢はじまるby」に「熊本らーめんの火の国2号店」が移転してきて、火の国ラーメンはじまるby@町田に変わりました。
 しかし店先の看板は以前のまま、よく分からないけど、合併や吸収は先ず看板から変えるんじゃないかな。店先にメニューが何枚も貼ってあって(同じなら一枚でいいのでは?)、メニューの右端に「当店は熊本ラーメン専門店です」ありますが、限定として博多ラーメンや家系ラーメンもあります。メニューとして印刷されているのに限定って何が限定なんだろうか。

 ラーメン専門店と謳っていてチャーハンや餃子を出すのはまあいいけど、熊本ラーメン専門店なら熊本ラーメンだけを販売して欲しいし、他のメニューを出すなら専門店を名乗る意味が分かりません。
 こぢんまりとした店内、入るとすぐ右手に券売機があるので食券を買ってカウンター席へ。厨房側に9席、厨房を背にして3席、以前のお店もそうでしたがこの丸太固定椅子って掃除は楽そうですがお客さんにとってのメリットが全く分からない。テーブルとの距離をずらして調整出来ないし、隣のお客さんとの距離も調整出来ないし、固いのでゆっくりできないし、美味しいラーメンをゆっくり食べるための椅子とは思えないのですが。

 程なくしてラーメン650円、関東には色々な熊本ラーメンがあって、こんな麺相の熊本ラーメンもあるんですね。
 濃厚なトンコツスープにマー油が掛けられ、若い人などにはウケがいいでしょうけど、私のような高齢には厳しいです。紅生姜や辛子高菜で味変えをすればいいかなと卓上を探しましたが、白ごまとフライドガーリックしか見つからず、熊本ラーメン専門店だからでしょうか。

 極細麺はややゆるめで何かがちょっとずれていて、いや、ずれているのは私の方でしょう、このお店は佐野ジャパンのメンバーですから、いろんな仕掛けや工夫が分からない私がダメだと思います。
 ダメなのに知ったかぶりしてブログなんて書いているのがさらにダメ・・・やめればいいのにやめられないでホントにダメ、、トッピングはチャーシュー2枚、細切りキクラゲ、青ネギ、板海苔、半身の味玉、と値段以上のお得感。途中から辛子高菜を入れたくて、無いことが分かっていても遠くのテーブルを探してみましたがやっぱり無く。ご馳走様でした。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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