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【社会】

連合愛知「造反議員支援せず」 

2012年7月1日 09時11分

 消費税増税法案に反対した民主党衆院議員をめぐり、連合愛知の神野進会長は30日、名古屋市内で開いた党愛知県連の国会議員との会合で、造反議員を次期衆院選で支援しない考えを伝えた。県連側も造反者への厳しい処分を求める意向を示し、党の分裂が決定的となっている。

 政策要望のため開かれた会合で、神野会長は「対抗馬を立てたらいいじゃないか」と発言。造反した牧義夫(愛知4区)、鈴木克昌(愛知14区)両衆院議員に刺客をぶつけるよう促した。離党を前提とした踏み込んだ発言だ。

 党最大の支持組織である連合は、社会保障を充実させ、将来世代に負担を残さないためとして、消費税増税に賛成の立場。今回の会合にも反対した議員を呼ばなかった。

 会合で連合側は「反対した人たちの処分はどうするのか」と質問。党県連の近藤昭一代表代行は「厳しい対応をすべきだ。選挙は非常に厳しい情勢なので、ご支援をお願いしたい」と頭を下げた。

 神野会長は会合後の取材に「党本部が造反者にどういう処分をしようと、考え方が違う人を推せない」と強調。党県連の中根康浩代表も「政策が一致しないのなら、離党などで行き先が異なるのは致し方ない」と突き放した。

 民主党議員は、選挙時に全面的な協力をしてくれる連合の支援が得られなければ痛手は大きい。党県連幹部は「造反した議員は連合から見放され、党にいても仕方ないと思って離党するだろう」と述べた。

 法案に反対した小沢一郎元代表は、離党するかどうか2日にも判断する。造反議員らはこの週末、地元入りして支援者へ理解を求めるなどしている。

(中日新聞)

 

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