レバ刺し:販売禁止 焼き肉店では惜しむ声

毎日新聞 2012年07月01日 00時00分

7月1日から販売禁止となる牛のレバ刺し(手前)。店内は最後にその味を楽しむ客でにぎわった=福岡市中央区薬院の「居心地屋REON」で2012年6月30日午後7時、野田武撮影
7月1日から販売禁止となる牛のレバ刺し(手前)。店内は最後にその味を楽しむ客でにぎわった=福岡市中央区薬院の「居心地屋REON」で2012年6月30日午後7時、野田武撮影

 食中毒防止のため、牛の生レバー(肝臓)の飲食店での提供が1日から禁止された。「もう食べられないのか」。生レバーを扱う各地の焼き肉店は30日夜、「食べ納め」の客でにぎわい、親しまれてきた味が姿を消すことを惜しむ声が聞かれた。

 午後6時。大阪市天王寺区の焼き肉店「韓八亭 谷九店」のテーブルは次々と埋まっていく。「『生肝』まだありますか?」。「生肝」は1皿850円のレバ刺しで、店の人気メニュー。この日、訪れた客の大半が注文した。「きょう生レバーが食べられるか?」という電話も昼過ぎから相次いだという。

 「最後にどうしても食べたかった。もう食べられないのは悲しい」。家族3人で店を訪れた同区の主婦、高垣裕理さん(27)は残念がった。夫の飲食店経営、裕(ゆう)さん(30)は「妻からせがまれて、きょうは朝から焼き肉と生レバーと決めていたが、リスクがあるものを規制するのは仕方ない」と諦め顔だった。

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