◇日医工女OP<第2日>
▽30日、富山県・八尾CC(6502ヤード、パー72)▽曇り、気温28・2度、風速3・3メートル▽賞金総額6000円、優勝1080万円▽107選手(うちアマ2人)▽観衆3585人
自身の39回目の誕生日だった前日は1オーバー・46位と出遅れた福嶋晃子(39)=NEC=が6バーディー、1ボギーのベストスコア67をマーク。一気に首位と3打差の通算4アンダー、5位まで順位を上げた。3日は初めての結婚記念日。その前に、2年ぶりの通算25勝目を目指す。7アンダーの首位には佐伯三貴(27)=日立アプライアンス=と韓国の全美貞(29)が並んでいる。
大会初日の6月29日に39歳の誕生日を迎えた晃子。今なお飛距離は世界トップクラス。その気になってドライバーを振れば、ボールは300ヤードを超えて飛んでいく。今大会は6502ヤードと女子では長いセッティングだが「ティーショットでドライバーを使うのは4ホール」という。
10番からスタート。11番325ヤードのパー4では第1打で5番アイアンを使ったが、残りは100ヤード。ロフト60度のウエッジでピン手前5メートルにつけ、バーディーパットを沈めた。
スコアを4つ縮めて迎えた最終9番パー5では、4番ユーティリティー−6番アイアン−56度ウエッジとつないでピンそば3メートルに。「昨日からパー5でうまくバーディーが取れなくて。2オンを狙うんだけど、距離が合わずバンカーにつかまったり。だから1打目から刻んだ」という。日米ツアー通算26勝、百戦錬磨のベテランらしいマネジメントを織り交ぜて、今季自己ベストの67だ。
昨年7月3日に結婚。夫の北山秀典さん(37)=電気関連会社経営=からは「結婚後初めての誕生日だからと奮発してくれて、ブランド物のポーチをプレゼントしてもらった」とか。晃子は現在、家庭優先でツアー参戦。今大会が今季6試合目の出場だ。「出場義務試合数(20試合)の消化は考えていない。でも9月まではちょこちょこ出ようと思ってます」
まだまだ不慣れな主婦業でも「料理のレシピはネット検索。最近のヒットはじゃがいもの冷製スープかな」と奮闘中。ミセス初Vのチャンス到来だ。 (月橋文美)
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