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【サッカー】

C大阪清武は緊張のラストマッチ きょう酒井と同便で渡独

2012年7月1日 紙面から

ドイツ移籍前のラストゲームを終え、チームメートに胴上げされるC大阪・清武=長居

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◇J1第16節 C大阪1−1浦和

 「背番号8」が長居の夜空に7度、舞った。3万6723人の歓喜と激励の大合唱が鳴りやまない。「この2年半、楽なことばかりではなかった。苦しい思いもした。でも、監督、選手、スタッフ、サポーター、家族に支えられ頑張ってこられた。幸せ者です」。清武は神妙な表情で感謝を述べると、頭を垂れた。

 勝って、華々しく欧州へ−。ドイツ1部・ニュルンベルク移籍が決まり、Jラストマッチ。静かな決意を秘めてピッチに立った。ただ、気合が空転。初体験の重圧に、「(試合前から)ガチガチでやばかった。久々に緊張した。ずっと硬かった。最終戦なんで頑張らないといけないって…」

 前半26、28、30分と立て続けに決定機をつくった。だが、後半に見せ場はなかった。同36分、万雷の拍手を浴びながらピッチを退くと「もっと頑張らないと」。新たな覚悟が湧き上がっていた。

 きょう1日、新天地へ渡る。「(ドイツでも)しっかり頑張りたい。いつかまた、この8番を背負って頑張りたい」。伏し目がちだった表情も、最後は少しだけ晴れやかだった。(松岡祐司)

 

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