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【プロ野球】

鉄平 手応え広角打法3打点 復調 4試合連続ヒット

2012年7月1日 紙面から

◇楽天8−4ソフトバンク

 楽天は2回に鉄平の中前打で先制。4回は鉄平の2点右前打と岡島の適時打で3点を奪い、8回にも4点を加えた。ヒメネスは9回途中まで4失点で4勝目。ソフトバンクは9回に5連打などで4点を挙げたが、3連敗で5位に転落。

      ◇

 まるで、打ち出の小づちだ。楽天・鉄平のバットから次々と快打が生まれた。2回2死一、三塁で先制の中前適時打を放つと、4回2死二、三塁で右前へ2点適時打。広角に打ち分けての2安打3打点は、復調モードに入った何よりの証しだ。

 「1本目は先制点と思って食らいついた。2本目は好機で回してもらったので、打てて良かったです」と語るヒーローの笑顔に、仙台の夕日が映える。「連勝をお見せできて良かった」。チーム随一の人気者は、本拠地のスタンドからの大歓声に包まれた。

 2009年の首位打者は、今季も6月前半まで打率が2割台前半を行き来する低空飛行。しかし、心は折れなかった。「プロで野球を楽しいと思ったことは一度もない」。道を究めようとする男は、常に練習に一番乗りして黙々とバットを振った。その成果が4戦連続安打。今は十分な手応えを感じている。

 「思い描くスイングが出始めてる」。そんな鉄平に星野監督も「いい流れで点が入った」と目を細める。2連勝で2位・日本ハムと2ゲーム差。高みを目指す打線に“安打製造機”の存在は欠かせない。 

  (川越亮太)

 

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