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【大リーグ】

ダルの実力は殿堂クラスだ!! ワシントン監督が断言

2012年6月30日 紙面から

左投げのキャッチボールも披露=レンジャーズボールパークで(共同)

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 【アーリントン(米テキサス州)大城和美】ダルの実力は、もはや殿堂クラスだ!! レンジャーズのロン・ワシントン監督は28日、ダルビッシュ有投手(25)を昨年殿堂入りした通算287勝の名投手、バート・ブライレブン(元ツインズなど)になぞらえた。次回登板を現地7月1日(アスレチックス戦)に控えたダルビッシュは、キャッチボールなど軽い調整を行った。

 指揮官の目には、ダルビッシュは既に殿堂クラスの力を備えていると映っていた。26日のタイガース戦でハーラートップタイの10勝目を挙げた背番号11について聞かれたワシントン監督は表情を緩ませ、こう答えた。

 「最近の数試合は立ち上がりに苦しむが、そこからどんどん良くなる。ブライレブンを思い出すよ。彼も3回までは苦しむが、そこでやっつけないと後は手が付けられなかった」

 ブライレブン氏は“カーブマスター”と称された史上屈指のカーブの使い手だ。カウントを稼ぐのは本人が「ストライクカーブ」と称する球で、さらに落差の激しい縦に割れる「三振カーブ」で料理。直球とカーブだけで歴代5位の3701奪三振を積み上げ、通算287勝で昨年に殿堂入りした。

 かたやダルビッシュも球速130キロ前後のハードカーブと、110キロ前後のスローカーブを使い分ける。ワシントン監督は3月31日、ロッキーズとのオープン戦でもダルのカーブで三振を喫したスクタロについて「まるでブライレブンのカーブを見たみたいにベンチへ走って戻ったな」と話していた。ダルも1〜3回は防御率4・20に対し、4回以降は同3・02と尻上がりで、指揮官にとっては両投手のイメージがよほど重なるようだ。

 ただ、ブライレブン氏はオンエア中のテレビ解説で、殿堂入りした元同僚について「あいつのチ○コはまじでデカかった」と力説するなど“舌禍”が多いことでも有名。指揮官としては、ダルにそこだけは似てほしくない!?

 

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